マクロスFはマクロス25周年の集大成でもの凄い

まだ見てないよ、という方には四の五の言わずにとにかく見てほしいと思うのがマクロスフロンティア。強烈プッシュする理由を以下にいくつか。

・ファーストマクロスのオマージュで初代ファンも必見

どうやらマクロス7やゼロなどもふんだんに使われているようなのですが、男性1に女性2、そして歌手を目指すヒロインという構図は初代そのもの。今回の女性2名はリン・ミンメイが2人いるようなもので、ランカがリン・ミンメイそのもの。シェリルはブレイク後のミンメイといった役どころ。細かいことをいうとミスマクロスコンテストに出た、ジャニスに近いですが。

・メカシーンはすべて3D CGで高精細かつ高密度

1080pに対応し、24フレーム/secのフルアニメーションで描画する戦闘シーンはもはや随一といってもいいほどの完成度。板野サーカスの真骨頂であるミサイルの軌跡はもちろん、弾幕をはっている様子を実際に描画することで伝えられるのは、3D CGならでは。そのためにTVはもちろんハイデフでなければ、その品質をすべて再生しきれません。

動きも自然、色もアニメ調に減色されていてうまく手書きパートとCGパートが融合してます。この3DCGのクオリティならいっそのこと「愛・おぼえていますか」のメカシーンをCGでリメイクしてもいいんじゃないの?と思うほど。というか映画版のストーリー設定で、映画版の過去にあたるマクロス発進、ミンメイのデビューまでを新作映画として作ってもらうとか。そういう古くて新しい展開を期待してしまうほど、マクロスF、いいですよ。

・音楽は菅野よう子

アニメ音楽を広くてがけていて、最近では「あなたと合体したい」というフレーズでブレイクした「創聖のアクエリオン」が有名ですね。そんなわけでランカが「私の彼はパイロット」を歌うのを聞いても、「やっぱり飯島真理が最高だな」と思うのですが、オリジナルの曲は魅力あるもので、現在ヘビーローテーション中。オリジナルサウンドトラックが明日発売予定ですが、これはもう待ちきれないほど楽しみにしています。

ストーリーはいつものハードSFに、新しく学園ラブコメを織り交ぜ、たまに力を抜いた回、そしてその余力を神作画の回へとつぎこんでいるという、まさに伝統を引き継いだつくりになってます。初代ファンからしてみれば、「作画崩壊」と呼ばれる脱力回であっても十分視聴にたるクオリティ。問題ないです、多少「ひどい!」を連呼するくらいで。

ということで毎週金曜日深夜が待ち遠しくて仕方がない今日この頃。

そして多分Blu-ray買うような気がします。マクロスFの品質はBlu-ray+ハイデフでしか発揮できませんから。

マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)
マクロスF(フロンティア) 1 (Blu-ray Disc)中村悠一, 遠藤 綾, 中島 愛, 神谷浩史, 総監督:河森正治/監督:菊地康仁

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