シムシティDS2で環境問題を考える

先月のポピュラスDSに引き続き、ナツカシのゲーム・シムシティのDS版をやっています。

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今回のシムシティはDS2ということで、「古代から未来へ続くまち」というサブタイトルどおり

・古代
・中世
・現代
・未来

と時代を超えることができます。クリア条件を満たせば次の時代へと進みます。

しかし時代を超えても街の構造は変わらないので、いきあたりばったりに街を作っていると次の時代で苦労する、といったことも起きます。

とりあえず時代が移り変わる「チャレンジ」モードではじめたのですが、現代で完全に行き詰りました。行き詰った理由は環境汚染です。

言われるがままに火力発電所を作り、大気汚染をしてしまいました。後で原子力や風力、地熱など代替技術がでてきたので火力発電所を撤去したのですが汚染がかなり残ってしまうんですね。

現代は2050年まで進んだのですが完全に停滞。支持率が上がりません。仕方ないのでまた古代からやり直してます。

ここで思うのは都市というのはエネルギー、経済、そして住民が高密度に集中し、あちらをたてればこちらが立たずという構造で成り立っているということです。だからこうしてゲームにもなるわけですが、一方で非常に難しいテーマでもあります。

特に発電について。原子力発電所はパワーが桁違いで排気も出しませんけど、メルトダウンで放射能汚染という致命的な災害を引き起こす可能性があります。現在CO2排出をしない、エコだということで30年前と同じく原子力発電の啓蒙活動が行われていますが、この放射能汚染のリスクをどこまで我々が被れるのか。

もしこのリスクが小さい、管理されているから大丈夫だ、ということであれば何故発電所を大きな消費地である東京のど真ん中に設置しないのか。

ということで広瀬隆の「東京に原発を」を思い出すわけですが、シムシティでもやっぱり画面のすみっこの方に設置しちゃいます。

東京に原発を! (集英社文庫)
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広瀬 隆

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ではエネルギーなしで我々は生きていけるかというと、それは無理。すべての経済活動のベースとなっているためにエネルギー供給なしでこれだけの人口をかかえられません。

色々な仮定がありますが、シムシティをやるとそれを実際に体験できるのですからやはりこのゲーム、いやシミュレーションは凄いですね。政治家を目指す人に是非オススメしたいソフトです。

目先の要求ばっかりやっていると、次の時代に進めません・・・w

シムシティDS2~古代から未来へ続くまち~
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