宮が瀬湖と宮が瀬ダム

天気が良いし、子供もご機嫌。奥様は体調不良。そんなわけで、子供と二人でいつものように2シーターオープンカーで出かけてきました。

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天気がいいと条件反射で水場に行きたくなるのですが、ここ高尾の山麓から海はかなり遠いです。しかも昼スタートですから「水」というと自然に川か湖にスイッチされて、相模湖に行こうとしたのですがなぜか車は城山湖方面へ。あれれ? まあこちらからも相模湖へいけるのですが、道志みちに入る手前で

「そうだ、宮が瀬湖があるじゃないか」

と気がついて、宮が瀬に行ってきました。

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これだけ近くてなぜ気付かないかというと、私にとって宮が瀬は峠道であり、ダムや湖ができてからはほとんどいったことがないからです。

財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団
宮ヶ瀬ダム 相模川水系広域ダム管理事務所
vol.8 雨に濡れる宮が瀬ダム

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宮が瀬の思い出はダムができる以前のものばかり(昨日に引き続き昔話モード)。免許とりたてのバブル世代の若造は、車やバイクに乗っては神奈川の山を徘徊したものです。ヤビツ峠から抜けてたどりつくのがここ宮が瀬で、ラリー屋、(本当の)走り屋が集ってました。まあそれも問題ですが。

そんな昔話も、思い出も、村ごと水没して今は湖の底です。

ダム湖といえば相模湖の閑散とした風景が馴染み深いのですが、宮が瀬は規模も大きく、かなり人出がありました。もっとも今回いった宮が瀬水の郷は集落が近く、ダムが出来る前からキャンプ場や夢の大橋が集まっていた場所なので当時から人出が多かった場所でもあるので、こんなものかも知れません。宮が瀬というと自生のもみの木を生かしたクリスマスツリーが有名なので、クリスマスシーズンは綺麗で良いですよ。

☆☆宮ケ瀬ドットコム☆☆
クリスマスイブの風景(宮が瀬) ([の] のまのしわざ)(子供が小さい)

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30分で湖を一周する遊覧船、大人1000円に乗ってくるりと回ってみました。数十メートル下に思い出が詰まった湖を巡るのは思いが複雑です。削られて山肌が露出する湖畔をみると、これがまさに人造湖であることを思い知らされます。

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(パイプは昔の水力発電の施設。そのまま水没)

まあそんなオヤジの気持ちも知らず、子供はかなり楽しんでいたようです。

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愛川のほうにも公園があり、ダムは観光放流というのがあるらしいので、メガストラクチャー好きとしては是非今度見てみたいですね。

【写真】⇒宮が瀬湖 - a photoset on Flickr

【昔の写真】
国土画像情報閲覧システム:水没以前の航空写真(昭和49年)航空写真