今回は各メディアとブログでの取り上げ方を引用しつつ、このイベントがなんだったのかを振り返りたいと思います。
まずサンスポ。
SANSPO.COM > 社会
石原氏は4日午後、インターネット上で「ブロガー」として活動している人々との交流会を東京・新橋の選挙事務所内で開いた。異色の試みだが、これも新手の無党派対策か?
ここでは「新手の無党派対策」と推測。
なお、無党派に関する質問に対する石原慎太郎の答えは以下のOhmyNewsの動画にて見られます。
マスコミ「選挙戦を通して、無党派層の反応はどう受け止めているのか?」
石原「わかりません。任せきりですから。会って話すと反応があるから、、、」
OhmyNews:【動画】4日の石原氏選挙戦終盤の4日。この時期に来て石原氏はなぜか、ブロガーを招く懇親会を開催した。題して「慎太郎 in ブロガーミーティング」。ブロガーからのリクエストで実現したという懇親会には、30~40歳代のブロガー約30人が出席した。
こちらでは「この時期に来て石原氏はなぜか、ブロガーを招く懇親会を開催した」と紹介。
なお、サンスポではここを
SANSPO.COM > 社会石原氏陣営の説明では「ブロガーの側から『石原さんに会いたい』と提案があって引き受けた。選挙戦上の戦略とは全く関係ない」という。
と「ブロガーから提案されたのを引き受けた」としています。
では実際のブロガーの反応はというと。
石原慎太郎都知事候補の選挙事務所に行ってきたよ - [4k]shike's blogいろんなブロガーさん集めて正体不明のイベントだったなあ。
四家さんは「正体不明のイベント」と感想を漏らしています。
これを別途詳しく書き下したのが別ブログ・エントリーであったので引用。
石原慎太郎選挙事務所のブロガーイベント (カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ)この記事を読むかぎり、今回の「座談会」は石原氏サイドから仕掛けたものではなく、ブロガーの誰かから「提案があって石原氏が引き受けた」ことになっています。 しかしながら、誘われて出席していた「いちブロガー」の僕としては、石原氏に何を提案したつもりもなく、誘われて出席しただけです。知人のブロガーもみなそうでした。あれ?
なんだかよく分からなくなってきましたが、少なくとも「陣営関係者は「ブログに何を書かれるか分からない、というリスクはあるのでヒヤヒヤしている」(記事より引用)…こんな腰の引けた状態でこの手のイベントに取り組むのは危険だし、なによりも、もったいないですよね。
つまり、複数の陣営にそれぞれ思惑があったんだけど、それをどこも強烈に押しこんだわけではなくって結果なんとなく、ゆるーい会になった、ということですね。私も同感です。だいたいこの選挙運動の多忙な時期に開催したもんだと感心し、なおかつ、それがどの目的をもっても効果的ではない(^^; という結果に終わっていることが「もったいない」と思わせます。特に参加されていたブログマーケティングの猛者にとってはまさに歯がゆい気持ちでしょう。
そんな主旨・目的が曖昧で、主導者不在の会に結果的になっていました。しかし選挙期間中にもかかわらず、何の目的も持たずに今話題のブロガーを集めて、マスコミをシャットアウトして議論、というのは明らかに奇異に映ります。
だからマスコミがイベント後ブロガーにインタビューをして
「誰が何の目的で集めたのか?」
「誰に呼ばれたのか?」
「なぜ選ばれたのか?」
という質問を投げかけたのか理解できます。
もう、この答えは「知り合いだから」とか、「呼ばれたから」とか、「暇だったから」、「面白そうだったから」、「ネタになるかなと思ったから」、しか答えようがない。だってブロガーってそういう種族なんですから。
それにしても働いているのに平日の昼間に集まれる人たちって、本当に謎ですね(w
続きは以下)