「ゲド戦記」の話題も終焉を迎えた今頃「ハウルの動く城」を見てみました。もっともこれは私が借りてきたのではなく、「木村拓哉」の声を聞いてウットリしたいという奥様の要望によります。私なら「田中理恵」の声を聞いてウットリしたいのですがね。
そんなわけで前情報なし、期待もせずに見たのですがなかなか映画としては楽しめました。が。
謎かけ、謎解きとかまったく何も分からないんです。この分からなさをインターネットで解消しようとgoogle様に聞いてみたら・・・やっぱり皆も分からなかった模様。だよねぇ。
http://kowagari.net/diary/archives/200411/howls_movingcastle.php
http://hakaiya.web.infoseek.co.jp/film/2004/howl.html
http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20041120173054
謎かけは「空気嫁」な映画なのかもしれません。
もしくはそんなことよりも「純愛」を見なさいってことかもしれません。
ただ劇中に出る因果応報、原因と結果、謎かけと謎解きはある程度してもらわないとすっきりしないなあ。そもそもソフィーが魔法をかけられた「理由」もよくわからないし、それはどうやって解かれるのか、最後解かれたのか分からない時点でこの映画のストーリーの根幹すらも怪しい気がしました。いや、ファンタジーはいいんですよ、魔法とか出るとか、そういうのは全然いいんですけどね。リアリティはあるんだけど、ロジカルじゃない。多くの観客を惑わしている気配がインターネットから読み取れました。
まあそれでもヒットしたんだからいい映画だと思います。映像も綺麗だし。ただやっぱり宮崎映画の最高傑作は「ルパン三世 カリオストロの城」で、次点が「紅の豚」というのは揺るぎませんでした。
ルパン三世 - カリオストロの城
モンキー・パンチ 山田康雄
声優はなあ、、、アイドルや俳優じゃなく声優にやって欲しいもんです。