F1最終戦ブラジルグランプリに感動

2006年シーズンの最終戦、シリーズチャンピオン決定戦とともにミハエル・シューマッハの現役最後のレースという歴史的なレース。

今までスポーツを見て感動するということは無かったのだが、多分初めて冷静に感動してしまった。シューマッハは凄い。凄すぎると思う。

チャンピオンになったアロンソや、終始速さをみせたマッサは新しい世代の出世頭であることは間違いないものの、それに対して一回りも年上で引退するというシューマッハの強さは一体なんなんだ?

鈴鹿でエンジンブローで優勝がフイになり、

予選でマシントラブルで10位となり、

本選ではタイヤパンクで最後尾まで下がったのに、

あの力強い速さは引退レースとは思えない、というか引退していいの?する必要ないじゃない!優勝もチャンピオンシップも失ったはずなのに最後まで強さを見せつける姿に感動してしまいました。

鈴鹿でエンジンがブローさえしなければシリーズチャンピオンは間違いなくシューマッハのものだったでしょう。まあアロンソにだってマシントラブルでリタイアということはありましたけど、最後の最後の最後に至っての逆境の中、それに立ち向かう勇気。オーバーテイクにつぐオーバーテイクで恐らく1レースでもっとも多くオーバーテイクしたのではないかと思うくらい抜きまくりでしたね。ライコネンとの1コーナーへの突っ込みは引退レースではなく、まさにデビューしたての若武者。そこを数センチでかわすライコネンともども格の違いを見せつけてくれたレースでした。

そしてスーパーアグリも予想を上回る大健闘で来シーズンへの希望を見せてくれました。まさかここまでの成長を見せるなんて、あとはもう本当に運営資金だけが気になります。頑張れアグリ代表、ばんばん金集めましょう:)