意外と「ガンダムF91」が良い

当時すっかりアニメから遠ざかってしまい、たまたま新宿で映画館の側をとおったらやっていたから立ち寄って見たガンダムF91。それまではアニメ雑誌等でバックグラウンドとかストーリーの前情報とか知った上で見るのに、そのときばかりは何にも持たずに見たらもうてんでなにがなんだか分からなかった、というのが正直な感想でした。

機動戦士ガンダム F91
辻谷耕史 冬馬由美 池元小百合

機動戦士ガンダム F91
バンダイビジュアル 2001-03-25
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おすすめ平均 star
star久しぶりに見たら、ものすごく面白かった
star王道ストーリーが楽しめた
star素材は良い。

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今回再度見るにあたり、wikipediaで情報をみたりした上で見たのですが、これは意外と良かったです。特に何も考えずに再生したら"FINAL EDITION"を見たようで、映画版は"MOVIE EDITION"だった模様。当時気になったつながりの悪さ、話の飛躍はもしかしたら尺を短くするためにカットされたためのようで、特にヒロインが仲間から外れていくシーンは違和感なく見ることが出来ました。

wikipedia情報でF91の製作を取り巻く不遇な状況がうかがい知れますね。そういったのを認識した上で、F91の映画が1年もののプロローグとして考えるとかなり頑張ったうちに入るのではないでしょうか。逆に1年ものにならないということで無理に多くの要素を映画に集約しなければならなくなったのがF91映画版の不遇ともいえます。製作者も不遇ですが、もっとも不遇だったのはガンダムを待ち望むファンだったはずで、私もそのうちの一人だったわけですね。この映画以降SEEDまで一切ガンダム見ませんでしたから、悠に11年ですよ。失われた11年です。

その間0083や第08MS小隊など珠玉の名作があるわけですが、そもそもOVAという一般人の目の触れない販売形式であったり、レンタルがあったとしても当時私はβなのでVHSを借りて見られない!(爆笑)という個人的な問題があったりしていずれにしても見やすい環境とは言えませんね。

F91に立ち返るともっとも幻滅したのはバグと呼ばれる大量破壊兵器をF91がやっつける(もう、本当にこういう言い方しかできない)シーンです。それ以外はOK。特にデザイン面では安彦さんがキャラクターデザインからコスチューム、大河原さんがメカデザインで敵役の「クロスボーン・バンガード」のアイデンティティを確立していたのがナイスでした。

もっともF91をどうして今更見たいと思ったかというと、最近プラモデルが発売されてHobby Japanなどで特集されていたからで、そういう意味でやはりプラモデル化というのは非常に大きな役割を担っているんだなと感じる次第です。ガンダムとガンプラは両輪ともいえるでしょう。

1/100 MG ガンダムF91
B000GDI3JG


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作画が安定しないのには閉口しますが、まあ安彦さんキャラデザインなのに安彦さん以外で誰が作画監督ができるというのでしょうね。その点も不遇かも知れません。

再評価したい人は是非どうぞ。