のまのしわざ

最近はマネージメント職がメインなので組織とか、人事とか、まあ悩みは尽きません。人間相手ってほんとうに大変ですね。

そこで最近思い出したのが10年以上前に研修で受講した交流分析とエゴグラム。エゴグラムは自分自身を知るのに役だち、交流分析は人との接し方を振り返るのに良いツールとなります。こういった研修を受けさせてくれるのが大企業の良いところですね、小さい企業はなかなかそんな余裕はありません。

交流分析
一言でいってしまうとうまく交流（ストローク）する方法を見つけるために、まず相手の言動をどのタイプなのか見極め、それに適切な対応のタイプの交流の仕方を見つける良いツールとなります。タイプは簡単にわけるとParent, Adult, ChildのPACに分けられ、PACモデルと呼ばれます。

しかし若いころはそんなの分かっていてもなかなかそれが出来ず、いろいろと若気の至りがありましたね（遠い目）。特にメール、MLの中でのやりとりはいけません。履歴が残るし、他の人も見ているし。同じことで掲示板やチャット、ブログも同様でしょう。ただ人間味があるという意味ではたまには炎上するのもひとつの手です。よくあるでしょう、喧嘩するほど仲がいいというか、喧嘩したあと友情が芽生えるアレですよ。ジャンプの法則。

次に自分がどういった特性を持っているのかを知ることができる性格判断といっていいのかな、エゴグラム。

エゴグラム

エゴグラムの見方

CP, NP, A, FC, ACの５つのパラメータに分類し、それぞれが特性をもっています。極端なはなし、藤子不二雄の漫画のキャラクターはそれぞれのパラメータを強烈な個性にふると出来上がります。

CPが高い：どらえもん
NPが高い：しずかちゃん
Ａが高く、ＡＣが高い：出来杉くん
Ａが低く、ＦＣが高い：のびた
ＡＣが低く、ＦＣが高い：ジャイアン
ＡＣが高く、ＦＣが高い：スネ夫

３つで選択する簡単なエゴグラムによる性格診断
こちらは５段階評価で行う方。■こころの翼式　エゴグラム■

私の結果は追記に後述。10年前にやったのと随分と違う結果になっているような気がします。大人（親）になったってことですかねえ。

また面白いのは人に評価してもらう方法。つまり自分からみた自分の評価と人からみた自分の評価は違うという点ですね。

図にすると４象限に分けて

1) 自分も他人も知っている自分
2) 自分だけが知っていて他人が知らない自分
3) 自分も他人も知らない自分
4) 自分は知らないで、他人だけが知っている自分

このうち自分による性格分析は1), 2)にあたり、他人にやってもらうものは1), 4) が反映されます。それを知ることで1) 2) 3)象限分を推し量ることができるというわけです。当時の研修では直属の上司にやってもらいました。ほぼ同じような評価だったのですが、やはり若干違い意外に思ったものです。

今度会社全体でやってもらうか(w　温泉合宿の時とかいいかもしれませんね。

以下、私のエゴグラム。

診断結果表

※最後に必ずウィンドウを閉じてください。配点は各尺度により異なります。
2006年9月6日(水)

◆CP　厳格的な親 ：43点 高い　

◆寛容的　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　厳格的◆

★別名：頑固親父度。まじめで頑固、部下や子供のしつけには非常に厳しい。

◆ポイント：ＣＰに関しては、普通くらいが良いです。高すぎても、低すぎても問題があり。

◇高い方：非常にまじめで社会の規律を守る。リーダーシップがある。責任感が強く、高い理想や目標をかかげ、仕事を最後まで全うする努力家。エネルギーも高く、仕事が波に乗れば活気になります。まじめな反面、頑固親父。批判的な態度。しつけには大変厳しく。他人の失敗は許せないという態度にでて、周りの人から煙たがられやすくなります。
■低い方：規律・責任に関してとても甘い。よく言えば、柔軟性が長けている面がある。ＣＰに関しては、普通がＯＫです。

◆NP　養成的親：47点 高い　

◆放任的　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　養育的◆

★別名：やさしいお母さん度

◆ポイント：ＮＰに関しては、高い～普通くらいが良いです。

◇高い方：思いやりがあり、世話好きな傾向がある。相手の失敗に対して、許容性が高い。他者のことを考え、親切に行動できる。人間関係を上手く築くことができる。時にはお節介になってしまう行動や言動になる。また、他者の主体性を奪ってしまうこともある。また、自己犠牲をしてしまうこともある。
■低い方：失敗に対して非常に厳しい。部下や子供に対して放任的な態度にでる。

◆A　成人度：53点 かなり高い　

◆衝動的　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　合理的◆

★別名：社会成熟度　大人として成熟しているかを判定

◆ポイント：Aは普通が望ましいです。あまり高いと冷たい人間に思われます。低いと感情的になってしまうことにつながります。

◇高い方：能率を重視しており論理的に行動する。損得など物事をよく考慮した上で行動をするため、ミスが少ない。感情に左右されず、現実主義で根拠のないことは当てにしない。冷静過ぎる傾向があるため、面白味に欠ける。相手の感情を考慮しないで、打算的な行動をするため、思いやりが欠ける部分がある。　　
■低い方：感情をむき出しにしてしまう傾向があります。また、よく考えないで行動して失敗する恐れがあります。良い面は、人情深く人とお付き合いができます。

◆FC 自由な子供度：43点 高い　

◆抑制的　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　開放的◆

★別名：自由な子供心度
◆ポイント：FCは普通ぐらいが良いです。

◇高い方：好奇心が高く、欲求や感情を自分の思うがままに表現する。自由に、直感的に行動しする。好奇心が強く、常識にとらわれず、あっと驚くような工夫をしたりユニークな面を持つ。自己中心的なわがまま。思ったことを口にしてしまい、人間関係を壊しやすく、他者への配慮に欠ける。束縛を嫌い、常識やルールを平気で破ってしまうことがある。
■低い方：自分らしさを押さえつけている傾向があります。感情を抑制してしまうため、人生を楽しめていない可能制があり。感情的に落ち込みやすい傾向がある。　

◆AC 従順な子供度：37点 普通　

◆自己主張的　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　従順的◆

★別名：いい人に振る舞っている度
◆ポイント：この項目は低い方がよい。ストレスや生きがい度に関係している。

◇高い人：協調性が高く周りの人に合わせることができる。素直で従順な性格。人の話を聞き入れる。ストレスを抱え込みやすい。高いコンプレックスを抱えやすい。主体性がない。　
■低い人：個性を強くする傾向があるため、非協調的な態度になる。他人の命令を嫌うため取っつきにくい面も。他人には惑わされず行動できる。

◆PL 生きがい度：49点 高い　

◆小　←－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－→　大◆

★人生を生きている上で、どのくらい生きがいを感じているかを判定。
◆ポイント：この項目は、普通～高い程度が良いです。

◇高い方：自分の生き方がハッキリとしており、生きる希望に満ちあふれております。生きるエネルギーを強く持っています。特に高い人は、活動しすぎで、逆にストレスを抱えている場合があります。自分は認識しないで状態で身体的ストレスや精神的ストレスを抱える場合もあるので注意。頑張りすぎも問題になります。
■低い方：生きがいを見いだせていない状態。自分が生きる価値がないとネガティブになっている傾向がある。或いは、目標や生きる目的が見いだせていない場合も。とりあえず、人生の楽しみを見つける必要があります。

★ありがとうございました。最後に必ずウィンドウを閉じてください。★