スラムダンク読了

湘南爆走族もそうなんですけど、どうも地元を題材にした漫画って敬遠しがちなんですよね。特に不良が入ってくるともうダメ。私の世代はちょうど校内暴力が流行った時代で、本物のツッパリ、ヤンキー、暴走族が藤沢市にはワサワサいるわけです。半端なくヤバイ。殺気だっているわけですね、妙に。しかも私の家がヤバイ学校の側にあったせいで、ドカンを履いたリーゼントのツッパリにたまに通学路ですれ違うことがあってもう憂鬱。必ずといっていいほど絡まれる(^^; まあ幸いカツアゲとかフクロにされなかったのでなんとかこうして生きているわけですが。そんなわけで赤毛のリーゼント、拒否反応があったわけですがさすがにこの年にもなり、そんな恐怖の記憶も薄れたのでなんとか最初から読むことが出来ました。

内容はコミカルというか、コメディというか、もちろん真剣なスポーツ漫画なんでしょうけど真剣さを極めれば極めるほど笑いが生まれるという方程式にはまっています。そのため全編通してかなり笑いながら読んでました。ファンの方には失礼かもしれませんけど、いい具合に笑えます。

一方でもちろん泣けるシーンもあります。なんどかジーンと来ましたけど、なんとか涙はこらえました。危ない危ない、会社で漫画読んで泣いている場合じゃないです。

それにしてもこの漫画、20分ハーフの試合をじっくりと表現するために24巻で時間はたったの5ヶ月くらいしか経過してないんですね。それにも驚きです。続編とか結構期待されているようですけど確かに見てみたいです。ただここまで盛り上げることは難しいですかねえ。ドラマという意味で非常によく出来ていました。まだ読んでない方はぜひどうぞ。

ちなみになぜかVOX公式マニュアルらしいです。謎。

スラムダンク