いきなり追記からスタート。
HONDAがF1第3期としてはじめて優勝。2000年からの復帰、今年からオールHONDA体制へと移行したものの実力面でフェラーリ、ルノー、マクラーレンといった一流チームの後塵を拝して来たもののチャンスをモノにしての優勝。1位がリタイアして得たものではなく、1位をもぎとった優勝の意味は大きい。
第二期の黄金時代を知っている一ファンとしてはHONDAエンジン=F1優勝というくらい直結しているものの、なんと今回で実に14年ぶりの優勝だという。
asahi.com:ホンダが14年ぶり優勝 F1ハンガリーGP - スポーツ自動車F1シリーズ第13戦、ハンガリー・グランプリ(GP)は6日、モジョロードで70周(1周4.381キロ)の決勝を行い、ジェンソン・バトン(英国)が1時間52分20秒941で初優勝し、ホンダ勢が1992年オーストラリアGP以来、14年ぶりの通算72勝目を挙げた。ホンダ単独チームとしては67年イタリアGP以来。
オールホンダとしては私の生まれた年1967年以来というから驚きだ。それくらいF1とは厳しい世界だと感じる反面、大きな意義があるように思う。元々バイクメーカーであったHONDAが本田宗一郎の掛け声のもと四輪を生産する、そしてF1で優勝するというのは確か相前後していたと思うが、HONDAにとってどのジャンルであってもレースに優勝するというのがDNAなのだと思う。大きくなり、歴史を持ち、創業者も去り、社長も何度も変わった会社にもしDNAがあるとすると、それはシンプルで大きな柱となるものが良いに違いない。
HONDAとソニーはよく比較されていた時期があったが、それではソニーのDNAとは一体なんだろう。同じ技術主導の会社ではあるが、自動車はレースがあるが一方の電気製品はそれがない。技術の先進性というものは存在するが、それがすなわち製品の優劣を決めるものでもないのが難しいところ。創業者を失くし、迷走するソニーのDNAを再び見つけて強いソニーの復権を願うばかり。
そして現在の会社のDNAとはなんだろう。そもそもDNA以前の問題、たった数年の間に人も入れ替わり創業当時のメンバーは創業者+数名しか現在残っていない一方、規模は数十倍になっている。現在はそのDNAを形成するphaseなのだろう。ということはまだまだ成長過程にあって、成熟するにも時間もかかるし、パワーも必要。そのために今できることを頑張る。いつか君が代を聞くために、、、って外資系だけど:p