タミヤオープンハウスが素晴らしい件

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静岡ホビーショーと同じ期間にて公開された、タミヤオープンハウス。本社が公開される!という希有な機会は見逃せません。

さて今回8:50amくらいに会場となる静岡ツインメッセに到着したのですが、駐車場(30分100円)に15分ほどで停めることが出来ました。会場の地下なので買い物をしてもそれを載せに戻れるので便利でした。開場となる9時前なら結構空いている、ということですね。次回のご参考までに。

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会場の駐車場は限られているので、少しはなれた競輪場駐車場が無料で開放されています。こちらからはシャトルバスが出ているのでこちらに停めて会場にいくのも良いです。私は逆にこのシャトルバスを利用して競輪場駐車場へ。タミヤ本社はこの駐車場のすぐ隣なのです。ちなみにタミヤ本社の駐車場も無料でゲストに開放しているようでした。

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「パパ、どこいくの?温泉?」
「そうだよ、温泉だよ、ほらあそこのビル」
と指さした先は赤と青の星2つのマークがついた建物・・・タミヤ本社です。

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いきなりF1エンジンがお出迎え。V12、なんとISUZUのF1エンジンです。エキマニが物凄い、これ一本でいいので下さい。

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そしてこちらはアイルトン・セナコーナー。歴代マシンがプラモデルで再現。でもよくみるとパネルの台が本物のF1タイヤ&ホイール。

そしてじゃーん、これが6輪のF1マシン、タイレルです。感動!!私はこのマシンが富士を走っているときにTVでみていたんですね。2台とも確か表彰台を逃してしまったのですが、応援してました。その実物が見られるとは、来て良かった(涙)

と、感動に浸る間もなく、子供が「怖いー」連発です。風船の空気を入れるコンプレッサーのシューって音が怖いんですね。ええい、もっとオレを思い出に浸らせてくれ(^^;

そして横にはJPSロータスです。卒倒しそうになるくらいうれしい組み合わせ。

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これもロータスですが、なんとミカ・ハッキネンがドライブした車です。1991年のデビューイヤーらしいですね。

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成型射出機のデモ。ここからポコンポコンとプラモデルが出てくるのです。このバイクをその場で組み立てる体験コーナーがありました。

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モザイクのような展示、これ全部ミニ四駆です。ミニ四駆世代にはたまらないものだと思いますが、私は世代ではないので単純にすげーなーと感じておしまい。

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自衛隊の74式戦車です。はい、これ中学1年のときに作りました。パッケージイラストを明確に覚えていましたが、その原画と原画の元が見られるなんて素敵です。これも当時は思いも寄らなかったなあ。

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いくつか展示スペースがあるのですが、その一室のラジコンコーナーに歴代のラジコンパッケージが並んでいました。これは私が小学6年生の時に初めて入手したラジコン、ランボルギーニカウンタックLP500S(スペシャル)、通称ブラック・カウンタックです。ハマの黒豹ですね。ワイパーとれてたのがご愛嬌。

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シティです。しかも不人気なGA1型。なんで写真とったかというと、これと同じプラモデルを私はデッドストックしているからです(^^) しかもプラモ好きな先輩の友人づてでゲットした恐らくはレアもの。作る機会に恵まれるんでしょうかねぇ。

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「田宮模型の仕事」などで有名なベビーレーサーです。苦肉の策で売ったモデルでタミヤが救われたというものを見てみたかったのですが、実物が見られて感動。やはり聞くと、見るとでは大違いですからね。

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こちらは魚雷艇シリーズ。このうちのどれかを小学生時代につくり、はじめて「グリス」というものの存在を知りました。スクリューのシャフトを防水するためにグリスをつめる必要があるのですが、当然持っていません。説明書には「バター」で代替するようにと書いてあったのですが、家にあったのは「マーガリン」。お金も知恵もないのでそれを詰めてお風呂に浮かべてみましたが、マーガリンの油が浮いてしまってとんでもないことになったような気がします。

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中学時代にヨークマートのセールで買ったスペースシャトルのプラモデル。ボディを合わせてパテを塗ったところでオシマイ。未完の大作でした。

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ZといえばサファリラリーのこのZ432です。ラジコン持ってました、直進か左にしか曲がれない1chラジコン・・・

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一見普通の戦艦大和なんですが、何が凄いって乗組員が甲板に立っている!その数1000以上!!

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再びブラックカウンタックです。タミヤラジコン30周年記念展示をやっていたところにありました。こちらの方が保存状態が良いというか、新しく作ったような感じです。やっぱカウンタックかっこえー

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そうそう、ラジコンって商標だから使えないのでした。タミヤRC30周年展示の裏には社員が作ったプラモデルがずらり。社内イベントのようなんですが、レベル高すぎです。しかもコメントに「素組みです」の文字が。これで

「素組み」

がこの世界の一般用語だということを再確認しました。写真は走行会仕様NSXで、写真だとよくわかりませんが中までばっちりと作りこまれていました。

場所は変わって屋上です。ここからがタミヤの本領発揮。
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屋上には戦車のラジコン、1/10ラジコンの体験コーナーおよびダンガンレーサーのコースが設置されてます。
屋上からの眺めはなかなかよいですね。他に高い建物がないというのもありますし、駿河湾が近いってのも綺麗な空の景色を作り上げています。

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普通なら金魚すくいなんでしょうけど、これはメカ魚釣り。モータライズされた魚を磁石がついた釣竿で釣り上げるというもの。子供ホイホイになってましたが、結構難しくて、面白いです。夜店であってもOKかも。

タミヤオープンハウスのメインイベント(となってしまった)のがこちら、ダンガンレーサー。
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いいなぁ、やってみたいなあ・・・という雰囲気の子供。

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買ってその場で作ってみようかと思っていたら、なんと中学生以下の子供には無料でプレゼント、即作って走らせる「ダンガンレーサー工作教室」が!?
(写真右側)

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さっそくダンガンレーサーと電池2本をゲットし、製作へ。初めて扱うニッパに興味深深。家では危ないからといって触らせてないので真剣そのもの。

そのあと30分以上製作に集中、、、子供だましのパッチンメカかと思っていたのですが、すみません、なめてました。トランスファーギアにネジどめによる強度確保など、いたるところに配慮があってまさにミニタミヤ。1/10スケールラジコンと遜色ない作りこみです。なので結構これ、子供が作るのは大変でしょう。ネジは細かいし、グリスは塗らなきゃいけないし。

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ぼけーっとした顔してますが、このあと軽く1時間はダンガンレーサーにはまっていました。

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こちらは屋外の長いコース。10台以上のダンガンレーサーがガンガン走ってますが、見ているだけでも楽しいです。

私が作ったものは一番ベーシックなタイプで、コーナーリングのときに横転しそうになりながら揺れていくんですね。一方幕張で2位になったという小学生のダンガンレーサーはダッシュ力もそうなんですがコーナリングが物凄い早い。なんで?ということで見せてもらったら、30度の角度でキャンバーをつけたベアリングが装備されてました。しかもバンパーは2階建てになっているし、タイヤもゴムじゃない白っぽい樹脂?のものです。電池ボックスは穴あけ加工されているし、もはや別物でした。電池は強くないものだということで、まだまだ早くなるそうです。いや普通に1.5倍は早いんですけどね、この世界、奥が深い。自分のが欲しくなりました。735円なのでお小遣いで買えます・・・(^^)

本気な小学生のお友達はキャスターバックを持って、それに一切合財いれて移動してました。賢い。

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とはいえ、うちの子供がもっともすきなのはキャタピラがついた、建機のモデル。

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こちらは実車コーナーでバイクに乗せてもらいました。最新モデルがある中で、なぜRZを選ぶ??しかも「渋いねえ」とか言っているし、お兄様方の人気もさらってました。

そんなわけで、タミヤ本社に3時間ほどはまり、4時までいた計算になります。次回は1泊2日で来たい理由はこれですね、タミヤオープンハウスで1日楽しめます。

途中写真はとれませんでしたが、実際のオフィス風景、開発現場を見ることが出来ました。一見普通のオフィスに工房なんですけど、デザインセンターと開発と、工場が一体化されたような感じですね。一貫生産というか、混然一体となってワイワイガヤガヤとやっているんでしょうかね。静岡のおおらかな風土と自由な雰囲気が模型産業を支えているのかも知れません。