オーリンズDFVに試乗してきました

今日は雨だったのですが、オーリンズキャンペーンということで久々にS2000をウェットコンディションの中走らせて行ってきました。もちろん比較のためです。

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Garage Group4: オーリンズキャンペーン開催中!

残念ながら雨ですが・・DFV試乗会開催中です

DFV(デュアル・フロー・バルブ)のカットモデル展示があったのをたくさん写真とったはずだったんですが、なんとメモリーカードがリードエラーでぶっとんでしまいました。夜にあった結婚式2次会の写真は無事だったのは不幸中の幸いです。ということで、カットモデルはリンク先で見てください。まあ見てもどうということはないのですが(^^;

理屈はともかく、とりあえず試乗へと出かけました。運転はオーリンズの方が行うので私は助手席です。公道なので飛ばすことはなく、波状路や路面が悪いツギハギだらけのところなど走ってもらうだけなのですが、なるほどオーリンズという乗り味です。微小な動きにショックが追随していくところが素敵です。今もオーリンズのFLAG-Sが入っているので傾向としては似ていて、滅茶苦茶違うわけでもないですけど、一枚上な印象です。これが他のメーカーのショックであれば全然違うのでどこがダメってすぐわかるのですけどそういうのは無かったですね。ちなみにバネは8kg/6kgの設定だそうです(うろ覚えですが)。

また他のメリットとしては全長調整式なので、色々なバネをとっかえひっかえ付け替えたときの調整が非常に楽という点です。FLAG-Sだと調整機構はないのでバネをかえたとき、バネにあわせてショックの仕様変更をかけてバネを遊ばないように調整したりと結構大変です。またプリロードをかけない、いわゆるゼロタッチの状態を作りつつ、車高を調整することができないので、全長調整式はとてもメリットがありますね。

FLAG-Sが全長調整機構がない理由ですが、そもそも世界では全長調整機構は流行っていないそうです。なぜかというとストリートを快適に走るのが基本で、日本みたいにナンバーつきの車一台で通勤から買い物、サーキット走行までこなすシチュエーションがないとのこと。サーキットはサーキット専用の車を引っ張って持っていくらしいです。そしてそういった車は一度セッティングが決まれば全長を調整することなどないので、そういうニーズがないそうですね。

そういった文化背景を知るたびに、まだまだ日本はモータースポーツを楽しむだけの豊かさを享受できてないと思い知らされます。とはいえ、逆にこれだけサーキット、ミニサーキットがあちこちにあって、サーキットばりのナイスなハンドリングが公道でも楽しめるんですからやっぱりスポーツカーが日本にいるんです。すべてがコンパクトカーとミニバンじゃだめなんですよ。

そしてオーリンズはもともと2輪のショックメーカーで、四輪は一部の車種、一部のラインナップしかありません。それをベースに日本国内に向けてラインナップを拡充しているのが「ラボ・カロッツエリア」です。FLAGシリーズはmade in sweden、いわゆる本国仕様。今度のDFVはmade in japanです。ですから日本のニーズにマッチしているわけです。FLAG-Sもとてもいいのですが、私の用途にはDFVの方がより合いそうな気配。なにより荒れた路面でも跳ねない、煽られないってのはいいです。

ということで、DFV買っちゃいました:) 早くこないかな。