カセットテープとロングテールと2.0と

世の中ニーテンゼロブームらしいんですけど、結局なんだか分からないよね~、マッシュアップて何?
とりあえずGoogle Map使えばマッシュアップらしいというのが今日の昼食の会話。

ところで、

秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog: 使い捨てオーディオブック

そんなわけで、高い再生機器に取替え可能なメディアを入れる、のではなく、データのおまけとしてプレイヤーやレコーダをつけてしまう、というのは大きくビジネスを変える可能性があるように思う。

「製品(プロダクト)」は材料費と開発費とSGAを乗せ、そこから利益と小売店の利ざや、流通コストを乗っけて定価を決めるというのがイッテンゼロ的だったのですが。携帯電話とかプレイステーションとか、ヤフーBBのモデムからそんな計算式はぶっとんでしまったようです。いわばイッテンゴ。

そしてニーテンゼロではデータが価値であって、それを生かすための製品はタダ同然となるわけですか。

製品に思い入れがある身としては「これ、タダだから」といって壊れてもいないのに捨てられるのは耐え難いんですけどやっぱりそれはオールドタイプだからでしょうか。

さてと。オーディオブックですがアメリカの音楽業界では売り上げのうちの10%も占めるビジネスだそうで、しかもその大半はCDではなく未だカセットテープです。理由は少量生産がきくからだそう。そしてその利用形態は家や電車ではなく、車。車で過ごす時間が長いアメリカ人にとってはなくてはならない存在のようです。

iPodがこれだけの猛威を奮っていてもカセットが健在というところが、なんとなく「これってロングテール?」と思わせます。

つまり、カセットテープ収録のオーディオブックはニーテンゼロということです。多分。