三鷹天命反転住宅 In Memory Of Helen Keller

約10年前に養老天命反転地に出会い衝撃を受けましたが、その住宅版ができるようです。

三鷹天命反転住宅 BLOG:荒川修作 マドリン・ギンズ

少なくとも床は水平のようなので、安心しました。

養老天命反転地にインスパイアされて作ったサービスがこちら、「さぱり」です。こうしてユーザーの方がHPを作ってくださるなんて、感涙の極みです。なんかできたらいいなあ。


今では常識ですけれども、「さぱり」は床を水平にしない、つねに傾斜を感じることができるようにモデリングされています。これは一歩一景といわれる、一歩一歩進むごとに見える景色が違うというものも意識しています。当時の3Dの町は水平のところに四角い建物をポコポコたてるのが一般的でしたが、これでは何歩進んでも代わりばえせず、歩くことに飽きてしまうのです。傾斜、凸凹をつけることで景色が変わり、対象物がせりあがってみえてくるなど、歩くことの喜びを感じることができます。今の3Dゲームマシンやオンラインゲームではもはや常識ですね。

もうひとつの特徴は第一者視点ということです。ゲームでは第三者視点といって、自分自身のアバターが見えるのが一般的で、これはこれで空間理解がしやすい、回りが見やすいなどのメリットがあります。一方でアバターと遊離しているため一体感がありません。第一者視点では現実世界と同じく、自分の姿かたちは分かりません。唯一わかる手段が「鏡」を使うことで、そのため各ワールドには鏡を配置していました。第一者視点のメリットは没入感、一体感がある点ですが、一方で対象物にぶつかったりして動けなりはまるなど、空間理解がしにくい点がデメリットです。まあ3Dブラウザの仕様上、第一者視点しか実装できなかったので、選択肢は無かったんですけどね。

思い出したらまた何か書きますけど、、、いつになるのやら(^^)