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ポストモダン・マーケティング―「顧客志向」は捨ててしまえ!
スティーブン・ブラウン

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知人に借りて「ポストモダンマーケティング」を読んでみました。
この本の成立以前、すでに「モダンマーケティング」というのもが存在し、それはCRMなど顧客第一主義に裏打ちされた徹底的なカスタマー史上主義が正義とされ行き過ぎた結果企業体自身が崩壊するほどでした。それを痛烈に批判、いや皮肉ったのがこのポストモダンマーケティングです。

この本においては顧客第一主義に真っ向から反対であったにもかかわらず、いやだったからこそ成功したいくつかの事例をとりあげて、TEASEというポストモダンマーケティングの手法を提案しています。

例えばバーキンのバッグ。待たされることで有名(らしい)のですが、誰もだからって手に入りやすい他のバッグで満足しません。入手困難で、何ヶ月も待たされることが分かりながら顧客は殊勝に待つのです。その間バーキンは待たせてごめんねというものの、決して早くデリバリすることはしません。例えばこういうことです。

決して満足を与えない、飢餓、欠乏を与えているのですね。なんだか貢がせる男と貢ぐ女性のような構造です、、、ってそれはすでに昔の話で最近は貢いで、尽くす男性と貢がせる女性という関係性ですね。

そして熱狂を与えると。とことん商品、行為に熱狂させること。それは普通の商品であってもです。そしてそれが高く売る秘訣となります。ここまで考えるとある意味宗教のようでもあり、実際宗教的に実際には効果がない商品を高額で売りつけていた日本の事例(失念)も引き合いに出してました。

ディズニーは徹底した顧客満足の会社だと捉えられていますがいついっても混んでいる園内、何時間も待たされるアトラクション、待たないためのFast Passを得るために待つ矛盾、一見さんに冷たくリピーターに有利なシステムなどを見ている限りはまさにポストモダンマーケティングの実践者であり成功者といえます。

だからといって誰も彼もが顧客を冷たくあしらって成功するわけではないので、そのへんの加減はよく見極めて。

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コメント (1)

shu*:

うわ、なつかしいマーケティングですねえ。
最近、こんなんあるんだろか。と思って、本棚のHBRバックナンバーをみてみたら手元にポストモダンマーケティングありました。なーんと、2001年ですよ。なつかしすぎ。

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