機動戦士Zガンダム 第七話 サイド1の脱出

今週の名セリフ
クワトロ大尉(シャア)「だから未だに嫁さんももらえん」

マザコンだからじゃないのか?という突っ込みはさておき。

Zは以前から殴る蹴るのシーンが多かったですが、その製作者側(富野監督)の意図が明かされます。

サイド1、30番地コロニーは反地球連邦の大規模デモが起きた場所です。この鎮圧にティターンズのバスクは毒ガスを使い、コロニーに住む住人ごと死滅させました。これによりエウーゴが決起しています。

この大惨事の現場を元ティターンズのエマ・シーンに見せることが今回のサイド1へ立ち寄った目的でした。そしてこのような残虐な行為を人はなぜ出来るのかという問いに対してのクワトロ大尉のセリフは

「直接刃物を持って人を殺さないからさ。手に血がつかない人殺しはその痛みはわからないのだ」

そのアンチテーゼとして、殴るなのでしょう。殴ればかならず自分のこぶしが痛みます。痛みがわかってからはじめて相手の痛みを認識することが可能です。

これは今のご時世によくあてはまることですね。せちがらいですが。