ベストセラーで紹介されていて、立ち読みもしたのですが今日友人から借りて読み始めました。
まじで、ヤバイです、この本。はまりました。
内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 | |
城 繁幸 おすすめ平均 「ほとんど文化大革命!」 新卒学生にも敬遠されている会社。 壮大なケーススタディ 中高年層の若者層搾取システム 成果主義を取り入れている/取り入れようとしている企業の労使・技術職の人には参考になる Amazonで詳しく見るby G-Tools |
まだ途中までしか読んでませんが、いくつかわかりました。富士通における成果主義制度はゼロサムゲームに立脚している点、そして失敗した場合に罰する(降格制度)機能がなかった点です。
ゼロサムゲームですから、社内で競争が起きます。つまりライバルが従来ライバル企業だったはずが、内戦が起きてしまったわけです。奪うものはライバル企業からではなく、同僚、他の組織からになったわけですね。
次に失敗した場合にも降格がない点です。失敗した部署の責任者は部下に責任を転嫁し、未だに役職に居座るわけです。
もういわゆる「禿同」ですよ。裁量労働制や成果主義を導入している電機メーカーやSIerの従業員は読んでおくといいでしょう。
さて。
この本の妙なところが、日本語の単語に続く、英語です。例えば、
「・・・ほぼ赤字を一掃 sweep outした松下や・・・」
「一躍有名 become famousになり」
「富士通の深刻な内部混乱 serious internal confusionぶりを」
といった具合です。一番おかしかったのが、
「しかし、人事部の一社員に過ぎない私には、どうすることもできなかった nothing to do。」
nothing to doマルで文章とまってます。こんな言葉を話すのはTM Networkの作詞家小室みつ子か、ときめきメモリアルの片桐彩子かとおもってしまいました。
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「teach me why? おしえて?」
それはミンキーモモか?
英語の勉強にもなるこの本、笑えます。
Tats_y
光文社のペーパーバックシリーズは、全冊英語表記を含める方針だそうです。最初は読みづらいと思いましたが、意外とボキャブラリアップになるかもーと思い始めたところ。
『八百長経済大国の最期』もなかなか面白かったですよ。
tnoma
コメントありがとうございます。
はやりシリーズの方針でしたか。しかしどの単語を英語表記にするのかの基準がよくわからなく、たまに英語にカタカナで読み方のルビがふってあったり、カタカナを英語表記にしてみたり、統一感はないですね。ただ面白い試みだと思います。