批判は悪いことではないと思うのだが、余りにそれが多くなるとバランスがよくないので今回は趣向を変えて絶賛してみよう。
最近、奥様が小型デジカメが欲しいといい出した。理由はさまざまだろうが、主な理由はやはり日々成長著しいわが子を記録したいというものがある。
我が家にはというか、自分は2000年に購入したFUJI FILM FinePix 40iがある。これはハニカムCCDで2Mピクセル(記録画素数は4Mピクセルといっていた)もので、それなりに小さく、それなりの画質。電池は単三2本駆動で充電池でフラッシュを使って夜間撮影を続けても1日は持つというかなりお気に入りのもの。
一方最近見劣りすることをいえば、やはりCCDの画素数、光学ズームがないこと、そして暗い液晶画面。またどうしても小さなレンズでは仕方がないことだが暗い場面では手ぶれが発生しやすいこと。逆にいえばこの欠点さえ我慢していれば別段デジカメとして困ることは特になく、それが4年もの間ずっと使い続けている理由であろう。
今回奥様用にとデジカメをもういちど見てみると当然最近流行りの薄型コンパクトだが屈曲レンズ採用で光学ズーム付というのが気になってくる。さらにデジカメは撮る時代から見せる時代へと進化したので液晶が撮影に最低限必要な大きさから、大型化したことは歓迎すべきことだ。従来は撮った画像を見せるにはノートPCやPDAを使っていたのだが、それがそのままデジカメで見せるに耐える。
その際右端といえば、ソニーサイバーショットT1である。その後継バリエーションであるT11はさらにスタイリッシュなデザインから物欲がグググッと上がったのだが販売停止中。
この手のものでソニー以外といえば画質や使いやすさなど最高のオリンパスが候補にあがる。しかし今ではどうしてもデザインでパリっとしなかった。そこへ出てきたのがAZ-1。これはかなりオリンパスとしてはいけている。しかもフェラーリ限定モデルなんて、見せるガジェットとしては最高だ。
ペンタックスのオプティオS4iも小型でなかなかすっきりしたデザイン。
結構本気で買うとなると、奥様の気軽にとれるだけではなく自分も使いたい。そして今もっともデジカメに要求したい性能なのが
VGA(640x480)サイズでフルフレーム録画(30fps)
なのだ。それに適したカメラを見つけた。
デザインはちょっとごついのだが、T11と同等の5Mピクセル、3倍ズーム、2.5インチ大型液晶。しかしレンズやCCDは大きいので画質は有利(光が多く入るため)。なによりも一番良いのがこのサイズでテレコン・ワイドレンズやフィルターが装着可能ということだ。これは他のメーカーでもなかなかないのでは。光学3倍ズームは比較的ポピュラーになっているが、実は部屋のなかや車の中を撮影しようとするとワイド側の方が実は欲しいのだ。実は風景を撮影するときもワイドの方がいいことが多く、特に画素数があがった今は記録画像は大きくしてワイドで撮るとつりあいがとれる。
しかもこのW1は自分が従来からこだわっている単三2本駆動。いつどんなときでも電池が調達できるこの安心感。これは大きい。すべての面で自分の条件をクリアする唯一かもしれない機種になった。
あとはボタンを押して、すぐ撮影できることを祈るのみ。
え、何をいっているかわからない? ソニーのサイバーショットシリーズはPシリーズ、Uシリーズ、そしてT1に至るまでどれもがボタンを押してもシャッターが切れない(撮影できない)ことがある。特に飲み会のような暗くてフラッシュをたかなくてはいけない場合。たとえ出来たとしても、ボタンを押してからコンマ何秒か後だったりして、シャッターチャンスを逃すカメラとして君臨していたからだ。
それがないことを願って(結局絶賛はできてない?)
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