Sタイヤはセミスリックタイヤのことで、市販されているタイヤでは最高のグリップ力、コントロール性をもつ競技タイヤです。外見上の大きな違いは縦溝がないこと、ブロック状になってないことです。
HuntingGirledCollective: サーキットのフリースタイルそれと、1項の5番目に書いてある「Sタイヤ」ってナンなんですかねえ?スリックタイヤってことでしょうか?スリックタイヤだとグリップ良すぎてドリフト出来ないし、すっぽ抜けてスピンして終わっちゃうから相応しくないってことなんでしょうか。。
グリップが良いので、コーナリング速度が上がりレベルが高くなりすぎたこと、Sタイヤは値段も高いうえ、減りも早く、極端な話1日で終わる(なくなる)のでコストが高いなどの理由からプロ以外が参戦しにくくなったそうです。そのためSタイヤ禁止になりました。そうはいってもすでにプロ+ワークス体制が出来上がって、プライベーターには厳しいです。
もともとSタイヤはドライ用の溝なしスリックタイヤをさしていたのですが、公道でハイドロ事故が多かったために自主規制で発売禁止となり、レイン用の溝ありタイヤがSタイヤとして残りました。その溝をドライ用にパターンを切りなおしたのが現在のドライ用Sタイヤの元になっています。確か表面積の何%かを溝にするという業界のレギュレーションがあった思います。
↑ D93J (元々レインタイヤ)
過渡期は溝ありレインタイヤをドライで使うシーズンがありました(1993年頃)
溝の形状、コンパウンドの改良が進み、現在ではヘビーウェットでなければSタイヤでもハイドロを起こしません。とはいえ油断禁物ですが。
関連リンク:
ブリジストン RE55S
アドバン(横浜タイヤ) A048
ディレッツァ(住友ゴム) D02G
オオカワ
Sタイヤの解説、ありがとうございますー!
セミスリックのことだったんですね。
でも、ハイドロ対策でトレッド入れてるとはいえ、
あくまでもソフトコンパウンドの「ここぞ!」タイヤなんですな。
タニグチ
Sタイヤってのは、1日(走行会等で)しかもたないってのは初めて知りました!
高いコストな上、約1回限りのレースのためにあるまさにウエポンですね!
ウノ
Sタイヤは高度でも使用できるのですか?。
tnoma
高度=公道
と拝察しますと、公道で使用することは法的に問題ありません。
ただ
- 減りが早い
- 燃費が悪化する
- 排水性が悪いために雨の日ハイドロが発生しやすい傾向
ということから余りお勧めしません。
サーキット走行に履いたまま往復できることがメリットです。