weblogに限らず、いわゆるインターネットサービス(ネットワークサービス)といったものをどういったビジネスモデルとして位置づけて、profitableにするのかは目下のテーマです。
今注目のBLOCKBLOGの社長さんが考えをまとめていましたので、ご紹介します。
社長でござい/entry「世の中これだけblogサービスが出てきて、その多くが無料レンタルをしている中で、なぜBLOCKBLOGは有料サービスなのか?」とは多くの人に聞かれてもいたし、いつかはまとめなければならないと思っていたので、これを機会に書いてみたいと思います。
もともとweblog単体はそれ自体でprofitableにできるものではなく、プロバイダのサービスの一(いち)メニューとして意義があるものとするのが最も自然な形と考えていました。
2003年にブレイクしたブログブームは大手プロバイダのNiftyがココログをサービスを開始するに至り、会員無料、非会員有料として運営されています。この勢いは2004年も加速し、どのプロバイダもブログをラインナップすることは容易に想像できます。となってくるとメール、ホームページ開設とおなじくプロバイダの基本機能となってくるでしょう。そうなるとあって当然のものとなり、それ自体で課金することはユーザーの意識に合いません。
とはいえ、サーバーコストや運営費を考えるとどこからか費用を捻出する必要が出てきます。そのひとつの回答が、胴元運営です。
有料ウェブログのビジネスモデル引用部を読んだところ、ある程度のモラルが維持されていることを前提に考えれば面白いシステムだけど、6ドルを胴元に預けて読者獲得ゲームに参加するようなシステム、とも取れました。すると一般性の高い話題を扱うウェブログばかりが儲かるようになってしまうような……。
Dashi Blog: 成功している有料ブログ(Blog)サービスで紹介されている、blogging networkですが、これはブログの多様性のうちのパブリシティ、メディアの部分をピックアップして有料化するというモデルです。人力検索サイトはてなも少し似ていて、質問に対する回答のお礼はの何割かは胴元であるはてなに流れるようになっています。
話は翻ってBLOGBLOGですが、ブログにアフィリエイト(アマゾンのアソシエイトプログラム)やGoogle AdSenseの親和性が高いのがだんだんと分かってきてます。ブログサイト運営者になんらかの報酬をフィードバックするというのは品質の高いブログを作るいいモチベーションとなります。今はサイト運営者の努力でアフェリエイトなどを探して申し込んでリンクを貼るという面倒な作業がありますが、システム側がやってくれればいいですね。それがたとえ現金でなくとも、最終的に価値に変換されればいいわけです。実際アマゾンも換金できるのは1万円からで、それ以下ではアマゾンでの買い物に使える割引券なわけですから。
私が今一番興味を持っているのは、常時接続の有効活用です。常時接続された各PCをサーバーとして活用できないか、そして活用させてもらったらそのユーザーにキャッシュバックできないか、です。グリッドコンピューティングに近い考え方でビジネスモデル化できないかと日夜夢見てます。