TBをもらったので、ちょっと補足をしたいと思います。
投票率は依然低い中、せっかくの投票が本当にムダになってしまった人がいるただ、今日の新聞によれば大阪の釜ヶ崎(日雇い労働者の街です)の人たちは、今までは不満があったら暴動に出たりはするが投票で意思表示する人は僅かだったらしい。
食うや食わずやの生活になったら、政治には期待しなくなるのかも。
のまさんの紹介している本を読んでみないとなんともいえないですけどね。
そういう、飢えた人を見たら、投票に行くということなのかな?
どちらかというと逆で、自分が飢えない(生活が悪くならない)と政治が悪い、政治を変えて、自分が飢えない社会にしたい(自分の生活をよくしたい)と思わないでしょうということです。
制限選挙から普通選挙への歴史を紹介しています。時代背景を考えるとわかるのですが、制限選挙の時は富裕層のみが投票権を持っています。つまり飢えてない人ですね。そんな人は当然政治に関心がありませんし、一般民衆のためのことを考えることもないでしょう。怒ったのは低所得層や無産階級です。俺達にも投票権をよこせと。そうして普通選挙と呼ばれる、男女問わず、所得も問わず、成人にはおしなべて選挙権が与えられました。
このときは当然、みんな裕福ではなく、本当に自分の生活をよくしたい、だから政治に期待して投票したいと思うわけです。
今日本が景気が悪いっていっても、ほとんどの人は普通に生活できている。食事だって残すし、捨てているでしょう。そんななか、政治に関心がわかないのは自然なことだというのが、山本夏彦の解釈だと私はとらえました。