低投票率について考える

メディアでも事前の予想をくつがえして低くなった投票率について、色々な推測がとびかっているが、この本を読むと理由がなんかわかった気がした。

誰か「戦前」を知らないか―山本夏彦

腹がいっぱいならだれも政治に関心なんか持たない。(p.45)

今の政治状況では誰も飢えてないものね。これが年金が満足にもらえず餓死する高齢者とか、税金や年金をむしりとられて飢えた若年層が出てきたらみんな選挙にいくでしょ?

以前は制限選挙といって一定の税金を払った成人男子にのみ選挙権が与えられていた。それが普通選挙といって、誰もが(無産階級や婦女子)選挙権をもった。でも選挙には行かない。行かないなら選挙権なんていらないでしょ。棄権が罪悪だというのは、学校の先生が教えたすりこみでそれは暗に「(投票にいって)進歩派(政党は不明)に投票せよ」といっているようなもの、と山本夏彦はいっていた。

今回の選挙でメディアが投票率が、、、といっているのは暗に「投票にいって、民主党に投票せよ」といっているものなのかも。