「戦闘妖精雪風」と「青の6号」

「青の6号」のGONZOが作った、原作・神林長平(早川書房刊『戦闘妖精・雪風<改>』『グッドラック 戦闘妖精・雪風』)を映像化したものが戦闘妖精雪風で、こちらもずっと気になっていたものの、借りる機会がなかったので今回両方借りてきた。

まず青の6号 vol.2から。

4巻もので、起承転結でいえば、「承」にあたる。今回はvol.1で謎だったものがいくつか明らかになっている。なぜ対立しているのか、なぜ戦わなければならないのか。おぞましくコミカルな敵が戦艦大和みたいなサメ型潜水艦でばんばん主砲を撃ってくるところは見ごたえあり。

戦闘妖精雪風はというと、SFの王道、ジャムと呼ばれる異星体が襲ってくるという、H.G.ウェルズの宇宙戦争ばりの背景。とはいうものの、そのスカイアクションから見るとトップガンか、マクロスかといった様相を呈していた。その映像はスピード感があり爽快。CG部分はいいのだが、アニメ部分のキャラクターがなあ、ちょっと馴染めないな。

MATRIXもそうだけど、最近の技術であれば、実写(+after effect)+フルCGが違和感がないのと同じように、手書きアニメ+フルCGは違和感がない。ということであれば、雪風の場合は実写の方がリアリティがあったような気がする。予算を考えるとアニメしか選択しようがないが、もしも予算があれば是非実写+CGでやって欲しいものだ。TVのプライムタイムに放送してもらうと凄いインパクトがあるのだが。タイトルはもちろん「GOOD LUCK 戦闘妖精雪風」、主演は木村拓哉で、日曜日夜9時からTBSで、もちろん提供は

航空自衛隊!

アメリカではTVでばんばん軍のCMが流れているんだし、日本はなんで流れてないんだろ?民放に税金をつかっちゃだめというのであれば、NHKでもいいと思うが。モー娘。には税金投入してるのになあ??

関連リンク:


戦闘妖精・雪風(改)ハヤカワ文庫JA


グッドラック―戦闘妖精・雪風ハヤカワ文庫JA


戦闘妖精雪風 OPERATION 1