お米探求:新之助、青天の霹靂

※個人的な感想、次回購入検討時の備忘録です

新之助

新之助は流石は米所新潟。コシヒカリ依存が進み気候変動や天候不順の不作時のマルチポートフォリオとして開発しただけはある味わい。文句のつけどころがない。

消費者としてはコメを選べる立場にあるので別に新潟産でなくてもいいのだが、県単位で考えるとこういう動きになる。未だ県が国としての単位、幕藩体制の名残を留めるのが面白い。

開発ストーリー | 新潟県の水稲新品種 「新潟米 新之助 しんのすけ」

明治時代の富国強兵策と同時にコメの増産の必要性からコメの作付け北限が押し上げられ、今では青森、北海道で美味しいお米が取れるようになった。それがない北海道開拓時代はヨーロッパ型の農業が導入されたのは周知のことで、クラーク博士が招聘されたのもそれが理由。酪農にじゃがいも畑が広がるのは少年が大志を抱いたからか。

青森産:青天の霹靂

新之助の食感が良すぎたせいか、青天の霹靂の印象は非常に薄いものとなってしまった。特に問題ないし、美味しく炊けるのだがあっさりとしており、もちもちもベタベタも全部中庸。優等生という感じであった。

多少釜の中はノリが残る感じ。

次回予告:山形産つや姫

これまで予算をあまり気にせず買っていたが、2kgで1200円クラスの新之助と同じ価格帯の「つや姫」を試したいと思う。

冷めてもおいしい、とのキャッチフレーズ。

つや姫の誕生の物語、先人の想い|味の農園

やはりコシヒカリがベンチマーク。