スマホゲームに夢中の子供と、ソーシャル活動に夢中の親


子供が朝起きて最初の言葉。「ログインボーナス!

子供は最近スマホゲームに夢中。ブレイブなんとか、三国なんとかなど、ふと気付くと色々やっており、しかもやり散らかしているのでゲームは常駐、電池は激減。

特にログインすると毎日もらえる「ログインボーナス」があるゲームは毎日アクセスをし、そのたびにゲームをちょこちょこと15分から30分くらい、注意されるまでやっている。

スキマ時間にできるスマホゲームは生活のありとあらゆるスキマに忍び込む。そしてついに出たのが朝起きて叫んだ一言、ゲームから始まる1日である。

もともとはゲーム禁止であった。しかしコンソール機、携帯ゲーム機をいくら禁止にしたところで、スマホが生活に入り込み、「無料だから」といってインストールしたスマホゲームに時間を、気をとられるのはそう長くはなかった。今では完全に中毒となって、暇があればスマホゲームをやるようになってしまった。そしてその悪影響は明らかである。

集中力がとにかくない。待っていられない。暇ができると暇を潰せない、暇をつぶすのはスマホゲームしかないから。

子供いわく、どうにもスマホゲームが面白すぎて、他のことすべてがつまらない、楽しく思えないというのだ。

スマホゲームにしても時間の制限、電池の制限があるのでずっとやっているわけではない。とはいえ、毎日継続的に行い、精神的に支配されていることが明らかになった。まさに常にゲームのことを考えているような状態である。これを中毒と言わずになんといおう。

そしてその姿をみていて考えるうちに、ふと気付いた。これは大人がハマっているSNS、ソーシャル活動と何が違うのだろう。

暇さえあれば写真をとり、ツイッターにFacebook。いいね、いいねを押しまくり、コメント活動にいそしむ。その姿はソーシャルゲームにのめりこむ子供と外見上なんら変わらない。たまたまソーシャルネットワークはNPCではなくリアルなキャラ(Real Player Charactor)というだけであるが、そのRPCにもあう機会は少なく、人工知能のNPCと何が違うのか、そのうち分からなくなっても不思議はない。


子供のスマホゲームを禁止しようとも思ったが、親もそんな状態だけに、なんとも言えない気持ち。中毒、依存症という状況を脱して、ほどほどにしないといけないが、どうしたものか悩み中。

(結論なし)


スマホゲームにどっぷり ID乗っ取りアイテム横取り  :日本経済新聞