皆さん、めざましテレビ見ました? 石川綾子さんが本日出演されました。
さて、予告したように、ギャップ萌えヴァイオリニスト石川綾子さんのコンサートのレポート。
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ミニアルバム、VOCALO CLASSIC発売を記念して行われたコンサート会場には多くのファンが詰めかけた他、コンサートの模様はニコニコ動画でも生放送。累計来場者14万人の視聴者で溢れかえりました。
[クリープpresents 石川綾子コンサート「VOCALO CLASSIC」完全生中継!! - 2014/03/06 19:30開始 - ニコニコ生放送]
うちの子供でも知っている「千本桜」をはじめ、初音ミクの消失などボカロ神曲のカバーはもちろん、コンサートで定番曲を演奏。バンドアレンジにヴァイオリンの音色、そして何より面白かったのは開演前のアナウンス。
通常コンサート、特にクラッシックコンサートでは沈黙、静寂、座っての鑑賞が基本。ところが今回は例外、
「サイリウムなどの光り物をふる、立ち上がる、踊る、オタ芸を行っての応援行為は大歓迎です」
と、低い声でゆっくり丁寧に説明されたのです。しかも今回スポンサー(森永乳業)からサイリウムが予め提供されるなど、普段のヴァイオリンコンサートとはまったく趣が違います。これは、なにやら楽しくなりそうな予感!
【セットリスト】六兆年と一夜物語(ボーカロイド曲)
脳漿炸裂ガール(ボーカロイド曲)
君をのせて(天空の城ラピュタより)
夏(ビバルディ作曲『四季』より)
オブリビオン
右肩の蝶
マトリョシカ(声がかわいい)<衣装替え>
千本桜(ボーカロイド曲)
桜ノ雨(ボーカロイド曲)
PASSION(オリジナル曲) 超絶技巧をメガ盛りした石川綾子作曲
にんじゃりばんばん(きゃり~ぱみゅぱみゅ)
初音ミクの消失(ボーカロイド曲)
チャールダッシュ(クラシック曲)<アンコール>
スムースクリミナル(マイケル・ジャクソン)
リベルタンゴ(クラシック曲)
曲目は上記のとおり、アンケート用紙に全部書いてあり「好きな曲に丸して下さい」とあったのですが、半分以上丸してしまったような覚えがあります。それほどイイんですね。
特にイイと思ったのはビバルディの夏。知っているということもありますが、センセーショナルな音が降ってくるようで、まさに雷に打たれたかのような衝撃。
一番楽しみにしていたのは「千本桜」。
毎度思うのですが、このようなヴァイオリンのように、アコースティックな楽器は当然のことながら生音がいいんですよね。コンサートなのでアンプを通してはいるのですが、それでもCDとはまた違う音色と迫力。その迫力は石川綾子さんの演奏によるもの。
表情、指と腕の動き、全身の動き。
ひとつひとつの動きが弦を通して音になっていく、その過程が見て取れるのです。華奢な身体にアンバランスなほど鍛え上げられた腕に秘められたエネルギーの大きさに驚かされます。そしてエレガントな佇まい。天はニ物を与えるのですね。
そしてもうひとつ楽しみにしていたのは「にんじゃりばんばん」。
「シャキーン」のところまでヴァイオリンで再現されていて、それがどうライブで音になるのか楽しみにしていたのですが、シャキーンの時、なんと綾子さん、ジャンプ!
えっ!
ヴァイオリンって弾きながらジャンプできるんですか!?
写真を整理しながら思ったのですが、曲によっては、というかほとんどの曲において、目を瞑っているんですね。もはや指先を見ながら動かしているようでは当然追いつかないのでしょうけど、なにがずるいって、目を瞑って演奏している姿が妖艶なんですよね。無言、ん、色っぽい。
にもかかわらず「マトリョシカ」ですよ。
マトリョシカはなんでも気分がハイになって、マトリョシカの気持ちになって喋ってみた、という言葉が入っているのですが、その声がカワイイ。
「ワンツースリーフォー」
この声はずるい!
ニコ動を見ても分かるように、とにかく声がカワイイんですよ。歌、とまではいきませんが、セリフが入っていることで、ぐっとまた惹きこまれるのが「マトリョシカ」のいいところ。
カワイイといえば、途中入った小芝居。
疲れたでしょう、この辺でティータイムにしましょうと執事がやってきてお茶を入れるのですが、紅茶・珈琲といえば当然...
クリープ!
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そうです、このコンサートは Creap presentsなのですから。きっちりとCMしますよ! そしてその小芝居を終始照れながらこなす綾子さん...
カワイイ!
照れてるところにまた萌えます。
【参考動画】
[キヨミソング東京篇/GWIYOMI/KIYOMI/可愛頌/귀요미/TOKYO ver./ - YouTube]
そしてライブはラストスパート、みんな立ち上がり、タオルを振りまわしての応援参加。そうです、定番のチャールダッシュ。
聴くだけ、という受動的な楽しみ方だけではなく、身体を動かしての能動的な楽しさを共有するこの曲はとてもいいですね。だいたい最後に行いますが、ウォームアップ的にコンサートの最初にガツンと持ってきてもいいんじゃないかと思うくらい。
サイリウムにオタ芸歓迎というアットホームな雰囲気は、これまでのヴァイオリンコンサートの常識、微動だにせず動かすのは曲間の拍手の手のみ、とは大違いですが、これも初音ミクやニコニコ動画といった新しい文化やメディアとの邂逅で、新機軸を開いてます。
アンコールも盛り上がり、熱気に包まれてコンサートは終了。そしてその後はサイン・握手会です。
サイン会も大人気、長蛇の列。CD購買者のみとコンサートに来た全員ではない、というお話でしたが待ち時間が2時間に及ぶのではないかと思われるほどの人気っぷりでした。丁寧にファンと対話する石川綾子さんの人となりが伝わってきて、本当に上品な人だなあ、と感動しました。
今後福岡・名古屋・大阪へのツアーなど活動が活発になっていくのでますます注目です。
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【前回のレポート】
[天使と魔女と。ヴァイオリニスト石川綾子ファンミーティング「あや会」でギャップ萌えしてきました - [の] のまのしわざ]