MovableType 3, 4をお使いの方、最新バージョンにアップするといいことあります

古くからのMovableTypeユーザー、特に version 3~4を末永くお使いの方。まさか2.xを使っている人がまだいるとは思えませんが、そういう方も最新の v6にするといいことがあります。

それは記事アイテム(アセット)です。

asset タグを含むテンプレートタグ | テンプレートタグリファレンス

5.xあたりから導入された機能ですが、記事に画像を紐づけることができます。

これが出来ると何が便利かというと、サムネールを生成できること。

MTAssetThumbnailURL | テンプレートタグリファレンス

[の] のまのしわざ

落書きアーカイブ - [の] のまのしわざ

当「のまのしわざ」でも記事アイテムを追加したエントリーはタイトル右横にサムネールを表示させてます。

<section id="posts">
<h2><$mt:ArchiveTitle$>アーカイブ</h2>
<ol>
<mt:Entries limit="$entries_per_page" search_results="1">
<li>
<div class="posts-list-thumnail">
<MTEntryAssets type="image" lastn="1"><a href="<$mt:EntryPermalink encode_html="1"$>"><img src="<$MTAssetThumbnailURL height="90" square="1" $>" class="asset-img-thumb" alt="<$MTAssetLabel$>" title="<$MTAssetLabel$>" /></a></MTEntryAssets>

</div>
<div class="posts-list-title">
<time datetime="<$mt:EntryDate format_name="iso8601"$>"><$mt:EntryDate format="%x"$></time>
<a href="<$mt:EntryPermalink encode_html="1"$>"><$mt:EntryTitle$></a>
<div>
</li>
</mt:Entries>
</ol>
</section>

ここではサムネールですが、最近の流行はバックグランドイメージとしてでっかく表示して、その上にテキストを重ねる方式ですね。

例えばワンドラではこれを使ってカバー写真を設定しています。

この写真を記事アイテムに登録するのは新規エントリーに行うのはその場でやればいいのですが、過去エントリーに行うのは億劫です。

MT6 Data APIを使ったサムネール自動作成、外部画像(flickr)の取り込み&asset追加スクリプト - [の] のまのしわざ

続いて紹介するのは、これまでの過去エントリーのサムネール画像。通常エントリー作成時にassetに追加しつつカスタムフィールドに設定することでカバー画像やサムネール画像として表示されるのですが、すでに数百あるエントリーで手作業で行うのは大変。

そこで今回もMT6 Data APIのスクリプトで処理してもらいました。

スクリプトを使ってエントリー内のflickrのimgタグを解析、画像をダウンロードしてMTに登録しつつ記事アイテムに登録したというものになります。これで過去記事にも記事アイテムが登録され、無事カバー画像、サムネール画像が表示されます。

ブログというのは過去アーカイブが大事。デザインを変更するのと合わせて記事アイテムをうまく利用すると、コンテンツは同じでも見違えるようになりますよ。もちろんSEO効果はそのまま。

弊社ワンダーツーでは新規のブログシステム構築だけではなく、過去のブログシステムからのバージョンアップにも対応可能です。

MTだけではなくWordPressからの移行もOK、MTからWP、WPからMTへと自由自在。お困りのことがあればぜひご相談下さい。

MT Data APIを使って記事中の外部画像をアセットに登録するスクリプト - uehatsu's tech blog

MT6 Data APIを使って外部サイトの画像をエントリーアセットに追加するスクリプトを作ったよ - uehatsu's tech blog