人間の原点に帰るという意味で興味深いベンチャープロジェクトがあります。
・自然の中で暮らす
簡単にいえばキャンプなのですが、アウトドア体験の他漁業や農業をすることで「食糧を買ってくる」ではない、収穫について体験。
・リアルコミュニケーションスキルアップ、特に英語
自然の中で人は一人では暮らしていけません。共同生活、社会の一員として働くことが重要です。そこで言語、言葉が必要になりますが、今後のグローバル化を考えると「英語」は大切なスキルのひとつ。
・多様な人と交流すること
会社や学校という均質化された場所でのコミュニケーションだけではなく、年齢差、性別、仕事、立場や人種といったものを飛び越えておつきあいする、というのは貴重な体験となります。
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簡単にいうと local peopleとglobal peopleが一緒くたになって、そうだ自分たちは地球に住んでる仲間なんだ、ということを体験できるプログラムが Earth Camp。
そして場所は南三陸...そう、あの津波で大きな被害を受けた場所です。
この取り組みをアンバサダーを通じて発信しようということで、その資金をクラウドファンティング・チャレンジスターで集めています。
南三陸から世界に飛び出そう!!の詳細-Challenge Star/チャレンジスターより多くの人にEarth Campの取り組みを知っていただき、賛同の輪を広げるための「Earth Camp Ambassadors Program」。"Ambassador"とは英語で「大使」。
2014年春に開催される本プログラムでは、南三陸Earth Campを体験していただき、さらにはアンバサダーコミュニティとともにムーブメントを創り上げ、世界とつながりましょう! 第1回Earth Camp Ambassadors Program(2014年4~5月開催予定)では、南三陸×Earth Campをより多くの人に知っていただくための宣伝・プロモーション活動の計画を参加者全員で練り上げ、チャレンジスターでいただいた支援金は、このプロモーション計画の具体化(情報発信、プロモーションツール制作等)に全て使われます。その他、参加者同士の交流を育むEarth Campコミュニティをオンライン・オフラインでご提供するとともに、プロジェクトの報告会も開催します。
[Facebook Challenge Star/チャレンジスター]
[一般社団法人 MAKOTO(マコト) ~復興に向け被災地のベンチャー・中小企業を支援~]
[Facebook Makoto (一般社団法人MAKOTO)]
私も昨年松島~女川~雄勝~大川小学校といってきましたが、震災から1年半たっても荒れ果てたままの街並みに息をのみました。
・[の] のまのしわざ: 東日本大震災(shinsai) アーカイブ
一方で青い空、白い雲、静かな海といった自然の美しさも同時に体験しました。こんなに綺麗な場所が一瞬で海に飲まれてしまったのです。
このプロジェクトは被災地、南三陸町で行われることに意義があります。もちろん復興支援の意味もありますが、人間の原点に立ち返る意味では、一度人間が作った文化・文明を失われた場所であるからです。しかしそこに残る人は現実いて、そこで生活を続けています。
それを「リアル」に体験できるというのは逆に貴重なことです。
もうひとつ、興味をひかれたのはこのプロジェクトがクラウドファンディング、アンバサダープログラムといった、インターネットを使った最新の手段でアプローチしている点です。大自然の中でのキャンプ、サバイバルとは対極にある、最新、最先端の手法なのですが、どちらも未来に向かって生きるひとつの手段というところでしょうか。
興味を持たれた方はぜひFacebookやHPを覗いてみてください。