アドビ、コンシューマー向け写真およびビデオ編集ツールの最新版、Adobe Photoshop Elements 12とAdobe Premiere Elements 12を発表アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:クレイグ ティーゲル、以下 アドビ)は本日、コンシューマー向け写真/ビデオ編集ソフトウェアの最新バージョン、Adobe Photoshop Elements 12とAdobe Premiere Elements 12の提供開始を発表しました。新バージョンは、プロフェッショナルツールでも利用される高度な編集機能と直感的な操作性と共に、期待以上の作品をかんたんに創りだせるユーザーエクスペリエンスを提供します。
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Adobeといえば泣く子も黙るプロツールを数多く提供している会社。余りに泣く子を黙らせていては何かと差し障るためにプロだけではなく、初心者からツールを手軽に使いたいという中級者向けにリリースしているのが Elementsシリーズ。今回その最新版となる 12が発表になったので詳細を伺ってきました。
Elements 12は CC(クリエイティブクラウド)に入っていないもので、つまりプロ向きのツールではなくコンシューマー向けのソフトとのこと。そのため販売形態は通常どおりのソフト販売となっています。
プロとアマの違いを分けるとすると、プロはツールを使うことでお金を稼ぐという目的を達成する人のこと。一方アマはお金を稼ぐのではなく、かんたんに記憶を、記録を残したいという、Adobeのいうところの「Memory Keeper」に相当するユーザー。撮影が好きだけど加工や編集に手間をかけたくないというこの Memory Keeperの層はAdobeの調査によると国内に580万人ユーザーいるとのこと。
その多数のユーザーが望むことというのは、ビデオ編集をかんたんに、モバイル連携、ソーシャル連携といった使い勝手の部分。ちなみここ昨今のマーケットのトレンドとしてスマホやタブレットは(当然)上昇している一方、編集ソフト、PC、デジカメ市場はシュリンクしているとのこと。それだけにモバイル連携やソーシャル連携といった機能が重要になってきています。
今回のラインナップは photoshop elements12単体、premiere elements12単体、そして両方入ったものの3種類。
ソフトには Organaizer12も入っており、画像・動画ファイルを整理することも可能です。機能としてのトピックは以下の通り。
・モバイルとのシームレスな連携
・自動的な取り込み
・revel クラウドサービス
・自動的に共有
・Twitterへの配信にも対応
Adobe Premiere Elements12 では動画を編集することが可能です。
・チュートリアルガイド。ガイドモード
・スコア(音源)50曲+250SE(作品に使用する場合に限り、ライセンスフリー)
・フィルムルック(動画版instagram風)4つ追加
音源がたくさんついてくるのは大変助かりますね。単体での販売はダメですが、作品としてBGM、SEとして使う場合ライセンスフリーとなり有料販売しても問題ありません。
Adobe Photoshop Elements12は静止画を編集することが可能です。
・クイックモード
クイック効果、クイックテクスチャ、クイックフレームが追加
・ペットの赤目を補正
USのリクエスト。3割の写真がペット(ペット飼っている人)
・ガイドモードの追加
パズル効果
ズーム連写
古い写真の復元
・エキスパートモード
・角度補正ツール、余白を埋める
・コンテンツに応じた移動
消すのはもうすでにある
Photoshop CS6の機能が入ったイメージ
・自動スマートトーン
ユーザー補正の好みを記憶、その補正を自動適用
機能的にはかんたんに目的を果たすことができるようになっています。特にガイドモードはヘルプのさらに一歩進んだような形で、次に何をすればいいのか分かりやすく、最近の流行にのっかっています。
(つづく)
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