MINI Clubman オーリンズセッティングが出ました

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MINI Clubman オーリンズセッティングメモ ([の] のまのしわざ)」のその後。

F3/R10番に調整した我がオーリンズDFV。その後の走行でこれがベストバランスであることが分かりました。今までの中で一番よく曲がり、低速から高速域までバランスが取れています。ワインディングでは下りでも、上りでも変わらぬシャープな回頭性、ステアリングに対してそのままヨーモーメントが発生する自分好みのセッティングになりました。

リアが10番となりストロークするため、高速域でのバンプでそれなりに上下動するわけですが、それで荷重が抜けきるわけでもなく、多少不安定になる局面もありますがどちらかというとオーバーステア側に寄るので、予想可能な素直な動きです。これまで大きな動きをきらってリアも高い減衰力にしていましたが、高速道路での乗り心地、ハンドリングを考えるとこちらのソフト方向の方が乗り心地、ハンドリング面でのメリットが大きく、デメリットとなる挙動の不安定さはさほど問題になりません。

通常のワインディング、低速域ではリアの荷重がスイスイと移り変わってスラロームがとても得意に。速度を少しあげていってもその傾向は変わらず、下りでも上りでも大きな変化はありません。

今回下りの峠をかなりハードブレーキングして試してみましたが破綻することなく、タイヤのグリップ力、特にリア側をきっちりと引き出したことで、もうこれ以上はないという位のコーナリングスピードとなりました。タイヤの限界ギリギリを引き出すことができて満足です。

フロントは2-3-4番と試してかなり大きく変わります。4番だと伸び側が足りず、2番では多少乗り心地が厳しくなり、1番では高速道路のペイントの凸凹でジャダーが起きるほど。となると3番しかありません。

乗り心地はというと、最近ソフトでしっかりしている高級セダン、高級スポーツカー、そしてBMW 118dといったハンドリングと乗り心地を両立したものにのったせいか、かなり固い部類に入ります。凹凸の激しい近所ではダンパーもそれなりにゴツゴツ感がありますし、スプリングレートの高さも多少気になります。とはいえ国道の舗装路であれば特に問題ないですし、もともとMINIのサスはハードなのでこれは妥協可能な範囲。ランフラットタイヤの影響も相当あるでしょう。BMW 118dはそういえばオールシーズンタイヤだったのでそのソフトさも乗り心地によいように作用しているようです。


そんなこんなで前後タイヤ、フロントブレーキローター&ブレーキパッドが摩耗して交換時期となってきました。これを機に少しグリップアップするタイヤを履かせてみたいのですが、標準の195/55R16がマイナーなサイズのためか、選択肢がありません。本当はミシュランやコンチネンタルがいいのですが、全滅。国産タイヤでもエコ系しかなく、スポーツタイヤというのはなかなか見つけにくい状態です。これが215/45R17ならまだよいのですが、ホイールまで替えるのはちょっと出費が厳しいですね。

ハンドリングはゴキゲンなので、Fのみ仕様変更、2-3-4番が1-7番になるような調整をした上で ワンドラ・カスタム・オーリンズ第二弾としてラインナップしたいですね。

wonder driving: オーリンズアーカイブ

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