一見普通のエクササイズバイクですが、何やら送風機にプロジェクタに映し出された映像が怪しい...
そうです、こちらは株式会社キーバリューが開発した最新鋭バーチャルサイクリングマシン、その名も「バーチャルサイクリング(仮)」(そのまま)なのです。
細かいことはおいといて、何ができるかは実際に動画をどうぞ。
ようは街を自由にサイクリングできて景色を楽しめるというものなのですが、その街が実在する街東京。しかもフラットな平面ではなく、建物や橋など緻密に再現された3Dの街並みなのです。この映像自体はGoogle Earthを利用しているのですが、このクオリティと再現度は一昔前のPlaystation~PS2くらいのもので1990年代に3Dをやっていた自分としては衝撃です。
というのも、当時は街のデータなどないわけでなので3Dデータを自分たちで起こさざるをえず、例えばNewYorkの街かどの1ブロック分を再現したものですが、なんというかもうそれをやるだけでも大騒ぎで一苦労なわけですよ。ところがこのGoogle Earth、東京全体が再現されている上、なんと無料ですよ、無料!
動画のルートなこれまた不思議なことに海の上をいったわけですが、海をいくと勝どき橋をくぐるわけですけどその勝どき橋まで精緻に再現されているわけです。我々はワンドラ・ボート部で東京湾クルーズをしているのですが、そのルートを行きながら追体験できるのです。ですからここはこうだよ、ああだよと観光案内をしながら散歩できるのです。
例えばお茶の水の聖橋を川からいくとこんな感じだよ、という感じで追体験。実際にいってみるとデータの欠落により正確にはレンダリングされていないし、操作に慣れていないので川に沿って走れなかったりするわけですけど、その非現実感が逆にバーチャルならではの醍醐味。あれですよ、現実をベースにした夢で空中浮遊してみるとかあんな感じ。
この「バーチャルサイクリング」はエネルギーゲージがたまると「フライト」ボタンを押すことで一定時間空中を浮遊することが可能。ならば何がやりたいかというと、普段は入れない皇居・吹上御所侵入ですよ!
現実にやれば不敬罪、不法侵入により即逮捕、翌日の紙面を飾れること間違いない犯罪行為ですが、バーチャルならもう飛び放題、走り放題!
この犯罪し放題な夢感覚って、ある意味快感です。多少粗いレンダリングが逆に非現実感を意識させてくれるので、普段のタガがかかっている部分、常識人としての振る舞いをする必要がない気持ちになってきます。
3Dバーチャルワールドをやっていた身からすると、この広大な東京、いや全世界を旅できるバーチャルサイクリングはヤバイ、楽しい、はまる、です。特に行ったことのある場所を友達と一緒に回るなんて最高です。
そこで提案。マルチユーザー化してほしいということ。今は「ゴースト」として例えば以前走った軌跡などマーカーを出すことができるそうですが、アバターとして表示、チャットしながら皆でサイクリングしたいですね。
「よし、今日は高尾山目指そう」みたいな感じで。実際大垂水峠を越えていくロードレーサーは多いですが、交通量を考えると早朝に限られるとのこと。そこを時間を問わずいけると楽しいでしょうね。
現在のシステムは以下で構成されています。
▼プロジェクタ
左下:マップ表示
右上:ストリートビュー表示
右下:FLIGHTモードゲージ
右下:走行時間
1990年代後半にやっていた3Dチャットワールドはセカンドライフのひな型みたいなもので、マシン性能の制約から世界全体で1000ポリゴン、アバターひとつで200ポリゴンというとても少ないポリゴン数で構成していたのでこのようなリアルワールドを再現するのは難しかったです。そこでかなり間引いて、多少コミックっぽい表現方法を使ったわけですが、逆にそこがよかったみたいで結構人気でした。なんでもかんでもハイレゾ、高画質化していく方向にありますが、落とし穴は現実に近くなればなるほど、
じゃあ現実の方がいいじゃない、
となるんですよね。現実にはかなわないというか。
それよりも現実では絶対に出来ないことを伸ばして行った方が、特徴が訴求できると思います。
今後の展開が楽しみですね。
▼コンセプトが似ている90年代のアーケードゲーム⇒プロップサイクル - Wikipedia
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