クルマを買うときのコツ:自分の好みを知ろう

クルマ、たくさんあって何を選んでいいかわからない...

そうなんです、この世の中にクルマ、自動車はたくさん売られています。あるメーカーのラインナップは数十種類、全メーカー合わせれば数百種類。中古車市場まで目を配れば数千種類まで達することでしょう。

でも買うのはその中からたったの1台です。

多くの人はだいたい「予算」を決めて、その中で買えるクルマの中でベストを選ぶという傾向のようです。しかし数十万円から数百万円するクルマをただ「予算」で選んでいいのでしょうか。だって数年間、毎日見る高額商品です。ファッションと同じで、ドレスを選ぶのに値段だけで選んで作りはみない人はいないはず。そうであれば「予算」だけでなく、自分なりの選択基準をもっていると数千種類の中から自分にあう1台のクルマを選ぶことができることでしょう。

・物理的制約

「予算」は経済的制約ですが、クルマで実は大事なのは物理的制約。つまり大きさです。昨今は税金があまり変わらないという理由から気軽に3ナンバー車、横幅が1700mmを超える小型車が多いですが、日本の、東京の道路は広がりません。駐車場も狭いままです。ということは大きなクルマはその広がった分、日常生活で窮屈な思いをすることが多くなることを意味します。運転が上手い人ならいざしらず、自信がないひとは小さな、狭いものを選んだほうが無難です。

多くの立体駐車場は全高155cmの制限があるため、都心部であれば高さ155cm未満のクルマが便利。

その他、フェリーに乗ることがあるのであれば、全長4m未満だと安いです。

・ボックス

デザインも様々ですが、大局的にいえば丸いのがいいか、四角いのがいいか、1ボックス、2ボックス(3HB/5HB)、3ボックス(セダン)がいいかで考えればだいたい絞れてくるはず。といっても最近は2ボックスの5ドアハッチバックだらけなので、その中で選ぼうとするとさらに絞る必要があります。

・デザイン

ヘッドライトとフロントグリルはクルマの「顔」です。女性の顔に好みがあるように、クルマの顔にも自分の好みがあります。それがどれか見極めることでクルマ選びが絞り込めます。

DSC_9031

例えばヘッドライトの形状。私の場合はシンプルな丸型が好きなようで、バイクでも丸型2連が好みでしたし、現在のMINIや911も丸型の楕円。

タイヤ回りも大事です。タイヤのフェンダーの作り方、これが丸型なのかスクエアなのか。私の場合は丸くて分厚いのが好み、さらにいえばそれがブラックになっているクロスカントリータイプが好きです。現在のMINIもそうなっていますが、他にはクロスポロやスバル・アウトバックなどがそれにあたります。

DSC_9027

マフラーの数。片方の1本出しと両側2本出し、さらにいえば中央1本出しなどありますが、これもポイント。というのは左右対称なのかどうかというポイントでもあるからです。私の場合は左右二本出しか中央出しが好きで、左右対称がいいようです。

DSC_6321

Aピラー(フロントウィンドウとサイドウィンドウの間にある柱)の色。ほとんどの人は気にしないポイントですが、最近ルーフを別色にするのは流行っており、Aピラーの色が変わっているクルマも多くあります。MINIもそうですが、シトロエンDS3、Audiのオープン系(シルバー)やホンダN-ONE。NSX(初期)、S2000にR35 GT-Rもブラックアウトされています。

121024_gtr_DSC_9373_DxO

・好みを書きだしてみよう

上記など好みをいくつか書きだしてみると、随分と車種が絞り込めてくるはずです。

例)

 全長4m以下、全高1.55m以下、全幅1.7m以下
 ヘッドライトは丸型
 2ボックス、3ドアハッチバック
 フェンダーアーチは丸型で黒
 マフラーは2本出し
 Aピラーは黒

これにパフォーマンス面、燃費は10km/L以上、高速道路での登坂性能、巡航快適性などを加えるとエンジンの条件も決められます。

まずはたくさんのクルマをみて、自分がどんなデザイン的嗜好なのか把握するところからはじめましょう。話はそれからです。