すべてが桁外れです。
「森高千里 YouTube公開収録 & Live at Yokohama BLITZ」 | DVD | | e-LineUP!2012年11月24日、横浜ブリッツで行われた「200曲セルフカヴァー公開収録」の模様を収めたドキュメントDVD。
当日のMCやヴォーカル収録&ドラム収録の模様をほとんどカットせずに収録。
さらに、当日エクストラで行われたミニライヴの模様をほぼノーカットで収録した、森高千里キャリア初となる「ライヴアルバム」(CD)も収めた2枚組!
当日会場に行けた人も、行けなかった人も、あの「歴史的な1日」を再び!
森高千里デビュー25周年を記念し、活動再開。といってもオンライン Youtubeでの活動がメインという珍しい形態でした。これってビジネスモデルどうなっているの? という疑問をすでに以前エントリーをあげました。
新曲が売れなくなったもう一つの理由と森高千里戦略 ([の] のまのしわざ)さて、無料提供の森高チャンネルの目的はなんでしょう。
ここに新しい音楽ビジネスのヒントがあるように感じます。
明らかに低予算な映像の作り、チープな合成で作られたセルフカバー映像。映像でいえば今話題のギャモンの方が圧倒的に予算も手間もかかっていることでしょう。
そして蔵出しPV、ライブ映像。過去のCDやLD/DVDを販売したいという意図はなさそう。あくまでも「森高千里」ブランドの再構成、プロモーションが目的でしょう。森高千里は過去ではない、現在なのだと。
そして満を持して、ライブ活動再開。まずは Youtubeの公開収録を皮切りに今日・明日は渡良瀬橋のある足利市民会館でのライブを行っています。
Youtube公開収録、もちろん私も応募しましたが惜しくも、というかまったくもって空振り。足利市民会館でのライブも外れました。しかし嬉しいことに限定ではありますが、CD+DVDの発売となったわけです。
「森高千里 YouTube公開収録 & Live at Yokohama BLITZ」 | DVD | | e-LineUP!(DVD収録曲)
01.NEW SEASON
02.ロックンロール県庁所在地
03.GET SMILE
04.17才(CD収録曲)
01.私がオバさんになっても
02.ピリオド
03.ファイト !!
04.あるOLがオバさんになっても
05.道
06.Tony Slavin
07.ララ サンシャイン
08.二人は恋人
09.気分爽快
10.見てENCORE
11.コンサートの夜
12.EVERY DAY
CD+DVDというと、DVDには特典映像でオマケ的に映像がつくわけです。Youtube公開収録ですから、Youtubeにアップされた映像の4つがついているかと思うでしょう。ところがですよ実際には...
DVDルートメニュー[Vocal recording]
Opening MC
Talk 1
NEW SEASON
Talk 2
ロックンロール県庁所在地
Talk 3
GET SIMLE [Take1] (はじけ方が足りなかったためリテイク)
Talk 4
GET SMILE [Take2]
Talk 5
17才 [Take1] (歌の入りが分からなくなったためリテイク)
Talk 6
17才 [Take2][Drums recording]
Talk 1
NEW SEASON [Take1] (ドラムをミスったのでリテイク)
Talk 2
NEW SEASON [Take2]
Talk 3
ロックンロール県庁所在地
Talk 4
GET SIMLE
Talk 5
17才
Ending
なんと公開収録をほぼ無編集のまま。しかもボーカルパートとドラムパートの両方がそのまま、合わせて1時間30分にも及ぶDVDだったのです! え、そこ売りでしょ!!
しかもリテイクとなった失敗もそのまま。まさにライブ会場にいるかのような感覚でジワジワきます。
13年ぶりの人前でのライブということで最初緊張していることがこちらにも伝わってくるし、観客がどうノレばいいのか距離感を掴めない部分があり、森高千里にしても、ファンにしてもブランクからの復帰が手探り状態。
GET SMILEあたりからアイスブレイクしてだんだんと調子を取り戻してきた感があり、この公開収録が終わりミニライブへ。残念ながらこのミニライブの映像はありませんが、音とMCはCDに収録されています。というか、MCが多い! ということはこちらもおそらくほぼノーカットでCDに収録されているのでしょう。MCを含め、19曲約80分です。
森高千里ファンなら必見のDVD+CD。順番は必ずDVDから見て下さいね。
さて、この華麗なる復活。やはり色々な思いが去来します。ここ最近のTV出演でもそうですが、定番の楽曲は「私がオバさんになっても」。森高千里が43歳ですよ...年齢だけみれば間違いなく、いやもうどうあがこうと立派な「オバさん」です。でも歌詞にもあるように「あなたもオジさんよ」ということで私たちも立派なオジさんです。これまで年をとることは成長だったのに対し、この年にもなると肉体は加齢による老化が進みどうにも抗うことはできません。アンチエイジングだなんだといっても、老眼の進行は必ずくるし、体の中からガタガタになっていっているのです。
しかし。
じゃあ心までエイジングしていいのか、って話です。気持ちの問題です。
老けこむのはまだ早い、いや、心は老けこむ必要はまったくありません。いつだって我々が迎えるのは新しい季節、NEW SEASONなのです。
13年ぶりのライブ、その1曲目が「NEW SEASON」であり、公開収録の最後の曲が「17才」であることは明らかに意図的です。
「私は、今、生きている」
これは心のことです。あなたは今、生きていますか? と問いかけていくるようでもあります。
4月には中野サンプラザでのライブに行きますよ、GET SMILEになること間違いなし。
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【Amazon】 森高千里としか言えない