なめらかプリンになって、乗り味まろやか。業界初3センサー採用のYAMAHA PASデビュー

なんだかYAMAHAに春到来です。
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というのも、女子高生モデル「くみっきー」こと、舟山久美子さんがイメージキャラクターになりPASに登場、いや搭乗。

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2輪のレース一辺倒だったヤマハ発動機になんだか爽やか〜な風が吹き込んできましたよ。というのもなんだかメディア発表会の雰囲気が違うんです。

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雰囲気が違うといえば、新しくなったPAS。業界初のトリプルセンサー採用、これまでのトルクセンサー(踏み込んだ時の力)、速度センサーに加え、ペダルの回転角が分かる回転センサーを加えて制御を細やかにしたんです。

センサーが増えて何が違うかっていうと、その乗り味。これまでのアシスト量や電池が変わるわけではありませんが、構造をよくよく考えてみると自転車というのは両足で踏む、並列2気筒エンジン。つまりクランクがあって、上死点、下死点があるんです。この部分に足がいくと力をかけにくくなるため、一瞬トルクが抜けます。

速度、トルクセンサーだけだとこのトルクが抜けたところで空走したと判断、燃費向上のためアシストがなくなることがありました。このために微速での走行中や、登り道ではアシストがギクシャクすることにも。

これに対し、最新のトリプルセンサー採用PASは追加された回転角センサーによりペダルが微速で回転していることを判断、アシストを継続してくれます。

実際に坂道で時速6〜10km/hくらいで試してみると効果はてきめん。これまでのモデルだと坂道でゆっくりと走るとペダルを上死点から踏み込むと「グ!」というモーターアシストがきて一気に軽くなり、それが下死点にくるといったん「スー」っと止んで、また逆側の足のペダルを上死点から踏み込むと「グ!」と来ます。

これを言葉で表現すると、「グ!グ!グ!スー グ!グ!グ!スー」という感じ。

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(従来モデル、操作パネル)

坂がきついとこの「スー」と抜ける部分で足りないと感じてアシスト量をオートエコから標準、そして強に増やすわけですが、「スー」と抜ける部分をアシストしてくれるわけではありません。アシストしてくれるところの「グ!」が「ググ!」、強では「グググ!」になるのです。

なので「グググ!グググ!グググ!スーーーー グググ!グググ!グググ!スーーーー」

とパワーがあるところと抜ける部分の差が激しくなり、ギクシャク感が増えるだけであんまり塩梅がよくありませんでした。

ところが最新のトリプルセンサー採用PASだとこの「スー」と抜ける部分も「グ!」とくるので、全体的に

「グ!グ!グ!グ!グ!グ!グ!グ!」

という感じ。ゆっくり走っていても、坂道でも楽々さ加減がとても自然なのです。例えていうならこれまで多少ざらついた舌触りだったプリンが「なめらかプリン」に進化した感じ。いや、それまでのプリンだって、美味しかったんです。でも「なめらかプリン」を一度味わうともうこのなめらかな舌触りは病み付き。いつまでも乗っていたい気持ちになります。

乗り味が滑らかになったおかげでアシスト量もむやみに強にすることもなく、標準やオートエコといったように弱めで走っても気分よく走れるから燃費にも好影響。

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(操作パネル)

さらに操作パネルも一新、残り電池量がパーセント表示だけでなく、走行距離数で出るなど進化。よく使うアシスト量の切り替えボタンと電源ボタンが離れたおかげで、「強」にしようと思って上をおそうとしたら手がすべって横にあった電源ボタンをおしてアシスト量がゼロになってガビーン、ということもありません。

微妙な変更ですけど、とても実質的でいいですね。

なかなかこの2センサーとトリプルセンサーの乗り味を比べることはできませんけど、一度PASにのってみるとその滑らかさは誰もが気づくはず。ぜひ乗って味わってみてください。

別の言い方だと、普通のシュークリームと「とろりんシュークリーム」というのもあります。ああ、とろりん。

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くみっきーはPAS Amiのことを「あみたん」と呼んでます。

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