「007 ロシアより愛をこめて」に見る長寿テンプレート

Perfume WORLD TOUR 1st 香港公演、今度は帰りの飛行機のこと。特にみるものないのですが目についたのがこちら、「007 ロシアより愛をこめて」。暇つぶしにと再生してみるとこれがなかなかいいではないですか、まず女スパイがとびきり美人

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そして劇中でなんとなく聞き覚えのあるBGMがかかるではありませんか。ああ、もしかして。

達成困難・危機一髪なミッションの深刻さを伝えるBGMといえば ([の] のまのしわざ)

そうです、「踊る大捜査線」の「危機一髪」、そしてその元ネタとなったエヴァンゲリオン「デシシブ・バトル」のさらに元ネタとなったBGM、"007 Takes The Lektor"だったのです。

余り映画007は見ていないのですが、黒幕が猫をなでながら失敗した部下を抹殺シーンなど、いわゆる「悪玉のボス」の原風景が見てとれて、とても興味深かったです。

007 ロシアより愛をこめて - Wikipedia

前作の成功により、さらにアクションを取り入れた活劇大作。屈強な殺し屋との格闘、ヘリコプターによる追跡、ボートでの脱走と、見せ場が次から次に登場する。一方で、前作の後半で見られたSF色の強い展開は、リアリティを意識して抑えられている。ダニエラ・ビアンキは、知性の中に色気とチャーミングさを覗かせ、その後のボンド・ガールの方向性を確立した。

ボンドのアクションにおける強敵としてのグラントのキャラクター、支給品の秘密兵器(ここでは決まった手順であけないと催涙ガスが噴き出す仕組みのアタッシェケース)がクライマックスで重要な伏線になること、何よりもオープニング・テーマの前に「プレ・アクション」が入るようになったことなど、後続作品に踏襲されることになるパターンの多くが、本作で形作られた。

つまりここで後の007シリーズのテンプレートとなる要素、

・美女(ボンド・ガール)
・アクション
・ガジェット(スパイグッズ)

の3要素が揃ったというわけですね。なるほど、長寿となるわけです。ほぼ50年前の映画となりますが、色褪せず面白かったですよ。

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