S2000整備記録:プロによるウィンドウガラスリペア

最近ウィンドウリペアもDIYキットが出ています。

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ガラスリペアキット MH115
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いくつかDIYキットが出ていますが、基本的なやり方は同じ。キットには補修剤と補修剤を入れるための注射器みたいなものがついてます。

補修剤は透明な光硬化樹脂で、液体の状態でひび割れに入れて、日光をあてて硬化させるという仕組み。このやり方自体はプロもDIYキットも同じです。

ただDIYキットの場合はいくつか不安が。

・日向では作業できない
・購入、作業時間がとられる
・ヘッドルーペなどキット以外にいくつか工具が必要
・失敗したら再補修ができない
・自分の腕前が信用できない

Facebookで友人に相談したところ、「ワイパーの拭き取り範囲内ならプロに任せた方が無難」とのことで、プロにお任せすることにしました。

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手際もよければ、機材も整理整頓、洗練されています。ピットボックスも組み立て式であっという間にくみ上げます。

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傷の状態を細かに確認しながら作業を進めます。手順自体はDIYキットと変わらないとのことですが、機材が違う、経験が違う、まさにプロならではの丁寧な作業。

「いやー、空気抜いて、樹脂いれて、空気抜いての繰り返しなんで、簡単ですよ〜」

なんて謙遜しますけど、傷の状態や作業環境に合わせて事細かに対応していくところはプロならでは。素人の私が一発でできるかというと、そりゃ無理ってものです。しかも一度固まったら二度と直せませんからね。

30分ほど空気を抜いて、待ってを繰り返し、次は硬化作業です。

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しばらく紫外線ライトをあてて、硬化させます。

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硬化したら傷からはみ出た樹脂を削り取ります。そして作業終了。

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(BEFORE)

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(AFTER)

指の先にかすかに残っていますが、これはマクロ撮影でこの角度からようやく映りました。実際にはほとんど見えない程度で、他の飛び石による傷が大変よく目立つようになるほど。この写真でも他の傷がいくつも見えます。

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実際にみた感じはこんなかんじ。ほら、見えないでしょう。

ということで仕上がりに感動、大満足です。自分でやっていたら、どうなっていたことか。もちは餅屋という諺がありますが、ウィンドウリペアは自分で何枚も直して技術を向上させるのでなければ、お任せした方が無難ですね。なお目安としては500円玉で隠れる範囲がリペア可能な大きさということです。

[施工:グリッター

走行距離 48080km