ここは香港。Zガンダム、シェンムーの街。
そして行ってきました、Perfumeライブ。その模様はツイートのまとめでまずはどうぞ。
生き別れになった父の足取りを追い求めて街を見て回ったのですが(観光)、何もてがかりはナシ。物資調達のためにルオ商会(電脳街)へ行ってみたものの、売ってるものは全部スマホ関連、フォウ・ムラサメにも会えませんでした。おかげでまだ香港は炎上していません。
炎上してないにも関わらず、燃え上がったのはPerfumeのライブ。
会場は大きめの結婚式場をイメージすればいいようなパーティ会場っぽいホール。ここに特設のステージを作り、音響とセットを持ち込んでいました。狭いながらも虹色のレーザービームは健在、そして大音量と観客のジャンプで床が波打ってしまうほど、床抜けたらどうしようと少し不安になりましたが無事でした。
言葉が通じない海外、ということでライブ内容、そして観客のノリが心配でしたが、まったくの杞憂でした。いつも通りのライブ内容、そしていつも以上の盛り上がり! それどころかもはや日本ではあり得ない、観客との距離の近さ。ファンクラブ限定ライブツアーを思い出してもらえれば想像がつくと思いますが、ああいった感じの距離の近さ、3人が離れてもほんの数メートルという密度のこい空間が作り上げられていました。
その密度の濃い空間にあの楽曲(ヒミツ)とあのレーザービームですから、ビックリですよ。
そしてまたビックリなのは言葉の壁の低さ。多くの観客が初めてのPerfumeライブ参加、しかしどうも半数は日本語のMCを理解しているようで、まったくタイムラグなくいつものようにドッと湧いていました。
そして素晴らしいなあと思ったのが、巻き込み力。なんとMCの通訳を観客に任せてしまったのです。あ〜ちゃんがマイクを観客に渡し、あ〜ちゃんはのっちからマイクを奪い、MCを続行。あの伝説のMC「鳩」ばりになんてことない香港の日常風景を語り、それを観客に通訳してもらいコミュニケーションをはかっていったのです。
またキセキが起きた。なぜかMCであ〜ちゃんのマイクを使って、通訳をしちゃった(笑)下手くそな通訳で本当にごめんなさい!m(_ _)m 記憶をよみがえて、ちゃんと内容を文字おこします...って日本語で書いても仕方ないか?笑 #prfm
— とんとんとーん (@rurutung) November 7, 2012
いつもとまったく変わらないその態度、姿勢に、変化はあっても変容はないのだなあ、と感心しきりです。そしてまたこの方を選んだ理由がすごくて、空港で出迎えていたのをきちんと覚えていたということ。結果的にマイクがなくなったのっちがマイクが戻ってきて名前をきくなどフォロー、相変わらずファンに向かっている姿勢が素敵でした。
ファンといえば、サプライズをしたいということで現地のファンの集まり、Team Perfume Hong Kongの皆様が軍手を配っていました。アンコールの後に装着、アンコールあけに戻ってきた3人をビックリさせようというものです。
軍手の色は色とりどり、MY COLORにかけて、好きな色をという意味だったのですが一方で同じ色を数百枚〜千枚揃えるのは難しいということもあったようです。
アンコールあけて出てきた3人、手が色とりどりの軍手に染まっているのをみてのあ〜ちゃんの最初の一言。
「なんで色、揃ってないの?」
あ~ちゃん「どうして(手袋の色が)揃ってないの?」私「数が足りないです」(正直すぎて、後悔なう)#prfm
— 塊 (@kaoyiyy) November 7, 2012
観客「MY COLOR」
という声があがって、「ああ、なるほど〜」と言ってました。現地のファンが色々考えて、準備をして、参加者にひとつひとつ説明して配って、そういった行為がひとつひとつジーンと心に響きます。日本のファンだけでなく、海外のファンもこうやってくれる、そういう輪(和)が広がって行くことに感動を覚えました。
Perfumeが変わらないように、ファンは日本と等質な印象です。日本に比べて若年層が中心で、待ち時間にテキストを開いて勉強している学生もいたりと、オッサンはほとんど見かけませんでしたが、同じものを好きな人は同じような心持ちなのかなあと、安心してオッサンも楽しんできました。いつも同様、とても楽しかったです。皆様ありがとうございました。
この後も韓国、シンガポールと続きますけど、きっと素敵なライブになるのでしょうね。この先がまた楽しみです。