暑い夏には熱い付録! 「飛行機とエンジンの熱い夜!」 大人の科学マガジン付録は未来への懸け橋

「大人の科学マガジン デルタ・ツイスター/Vツイン蒸気エンジン」発売を記念して、東京カルチャーカルチャーで「飛行機とエンジンの熱い夜!」イベントが開催されました。

飛行機とエンジンの熱い夜! TOKYO CULTURE CULTURE:@nifty

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大人の科学・ゆっくり羽ばたくように飛ぶ「デルタ・ツイスター」 ([の] のまのしわざ)

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デルタ・ツイスターは従来のプロペラ式とは一線を画し、前後2つの主翼が交互に左右に振れることで推進力を生みだす羽ばたき飛行機。正確には前の翼だけが傾き、後ろの翼は固定されているのですが、相対的に動くので交互に動いているように見えます。

このデルタ・ツイスター、そしてVツイン蒸気エンジンにかかわった人たちによるトーク、改造例の展示などがありとても興味深かったです。


(投石機)


(デルタ・ツイスター・ラジコン)


(飛行船ラジコン)

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電子ブロックの奥にあるのは一体・・・?

実はこちら、ろうそくを使ったエジソン型蓄音器。次の大人の科学マガジンの付録ということで、現在最終調整中だそうです。ろうそくに溝を掘って録音・再生が可能ということで、こちらも期待です。

改造例の紹介では、うちのVツイン蒸気エンジン搭載ミニ四駆も紹介していただきました。ありがとうございます。ただ会場の空調が強すぎて余り走れなかったのが残念。ということで、その後調整して、安定的に走れるようにしました。

第二部ではあのメーヴェ風一人乗り飛行機の設計を担当したオリンポスさんを迎えてのトーク。日本で唯一と言われる小規模飛行機メーカーとしてのプロジェクトの紹介、ご苦労などのお話をいただきました。

Aircraft OLYMPOS ホームページ

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あまりに忙しくて「今は元々何がしたかったのか分からなくなるほど」ということで相当大変のようです。昨今の経済事情も厳しいようですが、人が空を飛ぶ、というシンプルな欲求に対して直接的にアプローチする姿勢は理系人間としては心を大きく揺さぶられます。今サレジオ高専向けの機体開発をしているということで、うちの子もその学校に行くかもしれないので、とても興味深いです。今のうちから飛行機の勉強もさせておかないと。

Aircraft OLYMPOS 『SP-1(SolarPlane)』

日本社会は今後の少子高齢化、産業の空洞化など経済に暗雲立ち込めています。それと同時に日本のもつ、日本人の本来もつ技術的潜在力・活力も同時に失われようとしています。食べるだけの農作物と資源を持たない日本という国土においては、何かしらしないと世界で生き残っていくのは難しい。そんな中必要なのはやはり技術力だと思うんですよね。

じゃあその技術系を育てるにはどうしたらいいの? となると昔は学研「科学と学習」があって、かなりそれをサポートしていたと思うのですけど今はなくなってしまったし、理系離れも話されています。ゆとり教育もかなり打撃で、そもそも技術だけでなく、向学心すらも養うことを放棄してしまいました。

もともと学習ってひとつの楽しみだと思うのですよ。楽しみながら学ぶ。うちの子は一生懸命イナズマイレブンに出てくる技や化身の名前をメモ、暗記していますが、基本そういうこと。イナズマイレブンの技、化身の名前が将来役に立つとはまったく思えませんが、元素記号や数学の難しい公式、古文・漢文だって役にたっているかというと、あんまり役になってません。ただ覚えようと思って覚えたという記憶や行動が将来生きてくるはずです。

まずはジャンルを問わず、覚えるということ。そして科学、物理、数学に立脚した理学、工学に触れること。今はオリンピックのスポーツだって学問です、統計や技術を使って解析、効率よくトレーニングすることで記録を伸ばす時代です。だから技術はとても大事、この現代社会にあってはだれも技術抜きに生活することすらままらないのです。

付録はこういったココロを刺激するのにピッタリ。誰も強制しないけど、ふつふつと湧き上がるココロ。それが探究心であり、技術者マインドだと思うのですね。そんな子供になってほしいので、まず大人が科学に触れ合う姿を見せつけたいと思います。そして子供よ、父を越えてゆけ。

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