毎回点検のたびに勧められるバッテリー交換。しかしその値段の高さ(約3万円)におののき、ふと気づくと4年以上使い続けてしまいました。バッテリーの寿命を考えるとそろそろデンジャーゾーン。突然死したこともあるので、次の車検まで持たせるのはさすがにリスクが高いです。
▼持ってて良かった! 寒い日のバッテリー上がりにブースターケーブル ([の] のまのしわざ)
「バッテリーくらい自分で交換できなくちゃ!」
という古いタイプの人間ですので、MINI(R55)でもチャレンジすることにしました。しかし最近のクルマはバッテリーバックアップ前提が多く、バッテリーをそのまま交換すると色々な不都合があるとのこと。ネットで調べると前のモデルではATが動作不良になってディーラーで再設定(有料)することになったという情報もあり、安全を期して普段はしないバッテリーバックアップを行って交換することにしました。
用意したのはボッシュ・シルバーバッテリー SLX-7Cとメモリーバックアップ。
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【Amazon】 amon(エーモン) その他 汎用 メモリーバックアップ 1686
【カバーの取り外し】
ボンネットフードをオープン。
・バッテリーのメンテナンスリッドを外します。
・カバーのボルトを2本外します(車両左側)
・ウォッシャー液ゴムパイプをカバーから外します
・カバーからウェザーストリップを外します
・助手席側ワイパーにぶつかる部分を養生します(または助手席側ワイパーを外す)
さてここからが本番。このカバーがどうやっても外れません。引っ張ったりしているうちにワイパーのヒンジにあたって傷がガリガリについてしまいました…orz
ワイパーがいかんということでワイパーを外そうとしたのですが、固着していてはずれず。にっちもさっちもいきません。
押してもだめなら引くだろう、ああでもないこうでもないと悪戦苦闘した結果、なんとか外れました。ディーラーならきっとワイパー外したんだろうなあ、と思いつつです。
【メモリーバックアップ】
バッテリー交換の前に、メモリーバックアップの準備をします。
乾電池6本を利用、電圧は9.42V出力です。これをバッテリーを外す前に端子に接続すれば、バッテリーが外れても電圧を供給できます。
【新品バッテリーの準備】
ボッシュシルバーバッテリーSLX-7Cに見慣れないキャップが。これは車両側排気(ベント)用のフタ。両方穴があいているので、一つはふさぐというものです。
実際向かって左側にベントがついてました。
新品バッテリーのマイナス端子側にキャップでフタをしておきます。
【固定金具の取り外し】
国産車と違い、長いボルトが1本だけのびてます。これまわせばいいの?
ボルトが外れました。
固定ボルトの先にステーがついており、バッテリーの底面の楔状になっている部分を押さえつけるという仕組みです。バッテリー底面の逆側も同様の楔形になっており、こちらはスライドして入れるというもの。とても合理的です。
【メモリーバックアップの装着】
メモリーバックアップをそれぞれプラス端子、マイナス端子につけます。
【古いバッテリーの取り外し】
古いバッテリーの端子を外します(マイナスから)。
はずれた端子はひっかからないよう、奥へやっておきます。このときメモリーバックアップのワニ口グリップが外れないように注意。
バッテリーは想像以上に重く、片手で持ち上げられませんでした…道理でフックが2本ついているわけです。
なんとか無事外すことに成功。次に新品バッテリーを装着します。
【新品バッテリーの取り付け】
バッテリー装着場所。バッテリー底面にはスポンジがはりつけてあります。手前側にまずバッテリーを置き、奥側のキャッチに滑り込ませるようにして入れます。
新品バッテリーを入れたらすぐさまプラス端子から接続。このときワニ口クリップが外れないように注意。両方の端子の仮止めできたら、ワニ口クリップを外します。
奥側がきちんとキャッチにはまっていることを確認し、手前側のステーをボルトでとめます。
ベントを取り付け、バッテリー端子ボルトを増し締め。動かないことを確認します。
【動作チェック】
ここでエンジン始動、オーディオが動作することを確認。元に戻す前に動作確認しておかないと、あとで二度手間になってしまうから。
【カバーの取り付け】
バッテリー端子の固定、バッテリーの固定、エンジン始動に問題なければ逆の手順でカバーを取り付けます。
右側を入れ、左側はワイパーの下に滑り込ませてなんとか入れました(これも難儀)。
カバーはもともとあった位置にあうように、調整していれます。ここが浮くようであれば何かうまくいってないので、再調整。
位置があえば、あとは
・2本のボルト止め
・メンテナンスリッドを取り付け
・ウィンドウォッシャー液ゴムパイプの取り付け
を行い完了です。
・・・
作業時間は約1時間10分ほど。想像以上に手間、バッテリーも重いし、カバーは外れないし、傷つくしでよっぽど自分で交換したい人以外はディーラーにお任せした方が無難だと感じました。
走行距離 40457km