日本社会を占う森高千里のゆくえ ([の] のまのしわざ)次回予告）
かしゆかと森高の類似性について。かも？
こちらの続きになります。
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森高第二期へのメタモルフォーゼをとげるライブLD「見て」、そして森高第二期の集大成ともいえる「ROCK ALIVE」DVDを見て確信しました。女ざかりは23！
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もともと「女性がもっとも光り輝く年齢は23」説は大学時代に先輩、NAVITIME創業社長の大西さんが唱えたもので、当時はそうなのかな～と思っていた程度です。
23歳がどういう年かというと、丁度大卒の女性が入社1年目の年。大学時代に長くつきあった彼氏と結婚を決める年であると同時に、環境の変化で彼氏とうまくいかなくなり、社内などで新しい彼氏に乗り換える時期でもあります。
なにせ光り輝く年ですから、回りがほっておくわけないわけですよ。引く手あまた、いわゆる女性の魅力を資産価値とするならば、若くて可愛さMAX。これを「ちやほやされ度」として定義、可視化したのがこちら。
『普通のダンナがなぜ見つからない？』の西口敦さんに聞く（前編）、『女性は婚活を「最後の手段」って言うけど、そのときにはもう暴落してるんです』 | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉――「ちやほやされ度」。
西口 見てもらうとわかるように、女性にとって「若さ」という武器は間違いなく目減りする資産です。そしていまこの瞬間が、いちばん高い。これが金融市場だったら、こんなに勝てるマーケットはないですよ。いま円高で、来年再来年は絶対下がる。じゃあ今のうちに買えるだけ海外資産を買いまくる。こんな簡単な話はないでしょう。（図2参照）
――いましかない！
そんな魅力ある女性を見逃すわけありませんね。ということで先輩社員は新入社員のチェックを欠かさないわけですよ。
ところが。
『普通のダンナがなぜ見つからない？』の西口敦さんに聞く（前編）、『女性は婚活を「最後の手段」って言うけど、そのときにはもう暴落してるんです』 | BPnetビズカレッジ | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉西口 だって、つい20年くらい前は女性の平均初婚年齢は23－24歳ですからね。いまだと「まだいいや」って結婚しないでしょう。そうやって世間に出ると、男の人を見る目が妙に肥える、自分のことは置いといてね（笑）。そうすると「こういう条件がないと嫌だ」とかいろいろ言い出すようになるから、お見合いをしても決まらないんですよ。
そんな誘惑を受けるうちに女性の方も色々目が肥えてしまうわけです。すると今度は「見る目肥え度」がアップし、年を追うことにアンバランスに。
ということで、23歳というのはとても大事な年。ひとつのピークといっても過言ではないでしょう。
森高千里が20歳（1989年）に「見て」ライブを行い、このライブの中で「17才」をカバー。この時の衣装、フリフリミニスカが「森高（モリタカ）」ワールドを誕生させ第二期へと突入したわけですが、２３歳（1992年）のROCK ALIVEではこの第二期の最盛期。黒髪ストレートをなびかせながら派手な衣装とミニスカで踊りまくるわけですよ。まさに光り輝いています。
この森高千里に Perfume、特にかしゆかがかなり似ています。音楽性はちょっと置いといて、ビジュアルに共通するものがあります。
・黒髪ストレート
・パンチラも辞さないミニスカート（通称：変態丈）
・ハイヒール
わき目もふらずに過ごしてきた20前後、少女から大人の女性へと成長していく中でずっと貫き通してきたビジュアルです。
森高千里の場合、この後に音楽性とともにビジュアルの方向性を転換、派手な衣装とミニスカを封印していくことになります。
日本社会を占う森高千里のゆくえ ([の] のまのしわざ)３）円熟期：等身大の女性、アーティストとして
第二期で成功を収めた森高の支持層は主に男性、オタク系といってよく、女性からの支持はほぼありません。しかしエスカレートするバーチャル・アイドル化の一方、森高が本来持つ「アーティスト」としての才能もだんだんと開き始めます。作詞だけではなく作曲、ドラム演奏だけでなくキーボード、ギター、リコーダーと活動の幅を広げます。
そしていつしかミニスカを封印、ロングだった髪もショート～セミロングにして心機一転。等身大の女性として、同世代の女性の気持ちを代弁するような曲を次々と出し、女性からの支持を受けます。
10代の勢いで過ごしてきた20前後、しかし23ともなると心労も積もり、いつまでもこの激しいライブを続けていくことはできない、という気持ち的変化もあります。森高千里は書籍「STEP BY STEP」でハイヒールで激しく踊ることで腰、背中を痛め、その後低い靴にかえたといいます。つまりそれほどライブが激しかった、ということです。
Perfumeの場合はもはやいうまでもありません。MCが長いとはいえあのヒールで3時間ものライブを踊りきるわけです。実際のっちはすでに「腰が痛い」と漏らしていますし、あ～ちゃんはライブに向けて足の爪の手術をし、かしゆかに至っては一日6食食べるほど。
もう目いっぱいですよ。
のっち、かしゆかは23歳になり、あ～ちゃんはライブツアー最中の2月に23歳となります。23歳のPerfumeはその目いっぱいをライブにぶつけてくるんですから、光り輝かないわけがありません。
そうなると、今回の「JPNツアー」は Perfumeにとって金字塔となるライブツアーになる可能性を秘めているのです。
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さいたまスーパーアリーナのライブはいよいよ今週末。今からドキドキワクワクが止まりません。