（東京モーターショー2011：スバルBRZ）
時は10年後、2021年。
息子「オヤジ、免許とったよ、約束どおりクルマ買ってよ」
私「おお、おめでとう。そうだなあ、予算は38万円」
息子「安っ！ そんなんじゃいまどきのクルマ買えないじゃない、電気自動車とか」
私「電気～？ 贅沢をいうんじゃない、そんな最新技術は若葉マークにはまだ早い」
息子「じゃあ、何が買えるってんだよ～」
私「ほら、トヨタとかスバルにFRのクルマあったじゃない、86とかBRZとか。」
息子「え～、だってあんな古いクルマやだよ、だってガソリンで走るんだよ。五月蝿いし、臭いし、だいたいもう近所じゃガソリン売ってないよ！」
私「それもそうだなあ…でも予算は38万円だ。トヨタ86は人気だけど、10年落ちのスバルBRZなら38万で買えるだろ。」
息子「えーーー。スバルなら最新の4モーター4WDのEVがよかったんだけどな、ほらあのWRCで優勝した奴」
私「あんな500万もするの、買えるわけないじゃないか。だいたい初心者マークだろ、四駆で速い奴は曲がらなくって峠でささるのが落ちだ（偏見）」
息子「オヤジ、もうこのへんに峠ないよ、全部トンネルになっちゃったし」
私「ちぇ、だから運転技術が落ちるんだよ。なんのためにハンドルついてるんだ。とにかくだ、運転を練習するならFRってのが昔からの定番なんだよ。いいか、オレが学生のころはAE86（ほんとのハチロク）なんて高嶺（高値）の花で手がでなくって、仕方なくKP61スターレットを買ったんだよ。錆でルーフに穴があいてて、雨が降ると水が車体にたまってブレーキのたびにチャッポンチャッポンいうし、1気筒死んでて高速道路の合流車線でフル加速しても80km/hしかでなくて恐ろしい思いをしたりと・・・（以下昔話が続く）」
私「・・・でだ、そのKP61スターレットは38万円だったから、38万円で買って来い！ 1気筒死んでいる奴はダメだからな、水平対向エンジンはプラグ交換するのも一苦労だぞ。」
なんて会話をするんだろうなと想像しつつ、BRZの前で記念撮影をしてきました。
本当に2021年にBRZが38万円で買えるんでしょうか。やだな、へたにプレミアムとかついてたりして。
