そんなウィングで大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない…ってか、なんでそんなところにウィングがついてるの??
ということで、今回は新機軸「サイドウィング」です。F1でいうところのバージボードみたいなもの。
バージボード ~いまさら聞けない!?自動車用語辞典バージボードとは、F1等のフォーミュラカーのエアロパーツの一種で、サイドポンツーンの前方に装着される垂直整流板。
前輪の発生した乱気流を整えて後方に流し、リヤウイングなどの空力効率を高めるために用いられる。
耐久レースに投入した理由ですが、前回参加のときに気になった着地場所、これがコーナーから射出される際多少左側にずれるんですね。するとサイドウォールにひっかかりつつコースに戻るためそこで失速、タイムが落ちるのが観察されたのです。
そこで「垂直尾翼」のようなものを使い直進性を高めるとともに、多少右に偏向させることができないかと思いついたのがサイドウィング。左側1枚でも機能しますが、左右2枚つけたほうが見た目&重量的に安定するとということで左右につけています。が、角度は左右で異なり、右側にとぶように設定。
さてこの「サイドウィング」の効果はいかに?
一応まっすぐとんでいるようです。
周回ペースもまずまず、2、3回コースアウトしましたがそれ以外は順調・・・って、あれ?
早速右側のサイドウィングが破損、パージされました。さすがは「パージ」ボード、いやちょっと違う。
マシンの方は片側を失ってもパイペースに周回、15分204周を記録、6人走って暫定2位。
ところがこのままで終わらないのが耐久レースの恐ろしさ。1回目走行が終わってみると200周台がゾロゾロ、トップの213周を筆頭に
213
208
206
204 ←ココ
204
203
203
199
197
とまさに1周を争う接戦。まったくもって気が抜けません。
後半戦に備えてマシンをチェック、コンサバにいこうとセッティングはそのままに。右サイドウィングも再装着。
・・・
さて後半戦、走行開始すると周回タイムがどんどんと落ちていきます。どうも電池のパワーがなくなっている模様。よく考えるとリアウィングにサイドウィング x 2と重量が重い上、電池は3週間前のスーパーえのもと杯で使った電池を追い充電しただけのもの。あああ、昨日放電・充電しておけばよかった! と思ったのもまさに後の祭り。
ジリジリとペースを落とすマシンになすすべがなく194周、と沈没です。後半はジャンプするパワーがないからウィングも全部いらなかったな…
同じ組のぱださんはモーターを交換、後半戦にもかかわらずハイペースで周回、まったく衰えをみせません。結局214周を記録し、トータルでも411周と優勝をかっさらいました。すげ、はええ。
そのほかの面々も後半でも200周オーバーが当たり前、トップ411周に対し
411 1位
409 2位
408 3位
403 4位
401 5位
398
398 ←ココ
と400オーバーがゾロゾロ。ん、6位が同周で6位決定戦?
そうです、今回はタミヤ主催のミニ四駆ショップ対抗戦「ミニ四駆ステーション・チャンピオン決定戦2011」のショップ代表権を争うレース、6位まで出すということで5分間の延長戦、6位決定戦を強豪クイック46さんと争うことに。えー、気をぬいてたなあ。
せめてもの悪あがきということでウィングを全部はずし、スタート。でももう電池がおわってて、あっという間においてかれます。こりゃ無理だなあ、、、と思っていたらクイック46さんのマシンが妙なところでコースアウト連発。
なんでもベアリングがスティックしまうらしく、突然ブレーキ&コースアウトしてしまうんですね。これはも走れないということで棄権、6位となれました。ペースでは圧倒的に負けていたので気持ち的には微妙~
でも、代表権がもらえたのでこれで11月に静岡にいけます! 楽しみ!
・・・
さてあとはお楽しみ、チーム対抗戦。5名1チーム x 3チームで25分を走行します。
チーム名はA, B, Cではなく、 A, K, Bとのこと。いつからアルファベット順がかわったんでしょう?
こちらもスタートから他のA, Kチームにグングン引き離されてしまいました。あれ、どういうことだ、全然追いつかない~
ペースは悪くないんですけど、コンマ秒で負けるんですね。で、よくよくチームわけみてみたら、
A 1, 4, 7, 10位
K 2, 5, 8, 11位
B 3, 6, 9, 12位
となってました。組ませるなら周回数が平均するよう
A 1, 6, 7, 12位
K 2, 5, 8, 11位
B 3, 4, 9, 10位
としないと… ということで残念ながら挽回ならず、チーム戦3位です。
・・・
夏ということもあり周回数は伸び、コースアウトは減り、1周を争うシビアな展開。今回の新機軸は効果があったのかまだ結論は出せませんが、悪くはなかったのではないでしょうか。
あとは重量増加問題、電池育成問題をクリアしつつ、チーム戦においては電池交換のしやすさなど考慮する必要があります。
つまりマシンは
前半:コースアウトを抑制したセッティング(重量、空力、ブレーキ)
後半:電池パワーが落ちたとき用の軽量、モーターパワーをアップするセッティング(空力レス、ブレーキレス)
チーム戦:電池交換が瞬時にできるように(去年までのマンガン耐久用マシン)
と3種類用意したほうがよさそうです。
などなど、3ヶ月ぶりの耐久レース、なかなか苦戦しましたが、代表権をもらったのでヨシとしましょう。
スーパーX/XXシャーシ限定クラスとなっていますが、そこは気にしないでください。スーパーX/XXシャーシ、作ったことはあるけど走らせたこと、ほとんどないんですけどね。まだ時間があるのでがんばろう。
残暑残る暑い中、えのもとさん、スタッフの皆さん、参加者の皆さんお疲れ様でした。来月こそは!
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