結婚して2週間でS2000を購入して、9年。つまり結婚してから9年ということでもあります。
当初の予定では子供ができる(生まれる)までの1年間限定、ということで半ば無理矢理1年半オチの中古を購入したわけですが、乗ってみたらあまりもの素晴らしさに手放せるわけもなく。丁度1年後に子供が生まれたのですが、もちろん乗せることは出来ず。そのまま奥様と子供は実家の八王子送りになったのでした。
ちなみにこの頃はまだシビック・タイプR(2シーター仕様、エアコンレス)も所有していたのですが、どちらも2人しか乗れない上シビックはエアコンなし。赤子とか家族のことなどまったく関係なし、酷いものです。その後すぐにシビック・タイプRを手放したのがせめてもの良心でしょうか。
その後半年も経たずに私たち家族が八王子に引っ越すことに。もちろんS2000も一緒にです。ある意味、S2000をキープするためにマスオさんになったとも言えます。
それにしてもこんなに長く所有することになるとは、想像していませんでしたね。その後NSXか、次期S2000に買い替えているはずでしたが、NSXは未だ高く、次期S2000は登場することなく現在に至ってしまいました。長く所有するんなら中古じゃなくて新車にすれば良かったと、ちょっと後悔。
シビック・タイプRは元々ジムカーナ仕様、その後サーキット仕様に変更してサーキット走行を楽しんでいたのですが、手放してしまったのでS2000がその対象に。ノーマルだったはずのS2000も少しづつサーキット仕様になっていきました。とはいえシビック・タイプRのようなバリバリの仕様ではなく、ほんとちょっとした足回りとパッド、LSDの変更のみ。改造費ミニマムでやたら速いと評判でした。
そんなS2000も2001年式なので10年オチ。私の年齢も10年落ちです。
さすがにムリはきかないし、サーキットのタイムアタックも完全に頭打ちです。これ以上はサーキット専用車として改造していく道しか残されていません。しかしもともとがオープンカーのS2000。ロールバーを入れて、といった改造はクルマのキャラクターにそぐわないでしょう。確かにエンジンは9000回転も回り、コーナーはシャープに曲がってコーナリング速度も高いのですけど、あくまでもそれは「爽快さ」を演出するためのもの。オープンスポーツでありレーシングではない、というのが私のS2000の理解です。クローズドボディのタイプRがS2000に出なかったこと、これが決定的でした。
ということで去年までずっとサーキットのタイムアタックに燃えてきましたが、一旦お休み。今年からはハンドリングを追求することにしました。ルノースポールの驚異的なハンドリングに驚いたのもありますが、S2000だってかなりイケるはず。自分なりのスポールを追求していきたいと、そうおもいつつ、駐車場の肥やしになっています。
それでもたまに乗るオープンは爽快です。その爽快さのためにも、まだまだ大切に乗り続けたいと思います。夢は子供にこのS2000を託すこと、ですから。先、長いなあ。
▼S2000と子供 ([の] のまのしわざ)(2005年7月、子供1歳11ヶ月)
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