かわいい靴をはいて Perfumeが カーズ2ワールドプレミアに登場

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(写真⇒ Perfume at Cars 2 Premier in Hollywood - a set on Flickr

Perfumeが Cars2 premiere at the El capitan Theatre in Hollywoodに登場。この模様は X17 Liveにて Ustream中継、多くのファンが歴史的瞬間を見ることとなりました。

インタビューの動画はこちらでどうぞ。

さりげなくインタビュアーのマニキュアがカワイイ!とつっこむところが、さすが Perfumeですね。ほんわかします。インタビュアーもバキバキの美人さんでした。

【Ustream録画】

さて今回カーズ2の(全世界バージョン)挿入歌として「ポリリズム」が採用されたわけですが、この展開についてこういった指摘も。

映画「カーズ2」挿入歌に採用されたPerfumeの賞味期限はいつまで続くか!? - リアルライブ

新曲「レーザービーム/微かなカオリ」は音楽として高いクオリティの作品に仕上がっているが、「カーズ2」とのタイアップでプロモーションにしゃかりきにならなくてはいけないほど、Perfume人気に危機感を抱いているのだろう。

少女時代、KARAといったK-POPダンスアイドルグループの台頭、アキバ系 AKB48の国民的爆発的人気など Perfumeを取り巻くアイドル業界は群雄割拠。確かに過当競争にさらされるとこれまでのような市場価値が下がるというのも、ある程度は仕方ないでしょう。特に浮動票が流れるのはよくあること。ただそれはアイドル市場が飽和している時のこと。

そもそも2000年代、「アイドル市場」は一旦崩壊したはず。つまりゼロになってしまったのです。そのアイドル氷河期に「テクノポップアイドル」として活動してきたのが Perfume。不遇な時代を過ごし、今に至っています。

ライバルは常に「昨日の自分」

他にどんなアイドルがいようがいまいが、あまり関係のないこと。そしてまた人気がなくなり、不遇な時代に戻ったしても彼女たちは「まあ仕方ないね」と状況を受けとめ、再び路上に出て「私たちが出ているんです。よろしくお願いします」とビラを配るのも辞さないかと。

だから他のグループがどれだけ台頭したとしても、それは一度崩壊した「アイドル市場」が拡大、多種多様になってくるという意味でいいことなのでは。

今回の「海外進出」も一見今まであった歌手たちの海外進出と同じ(=失敗)ととらえる向きもありますが、経緯が違うことを考えると、そこに後ろの大人たちの「戦略」が見えてきません。

だって4年前の曲ですよ、CMとして使い古されたものですよ。なんでわざわざ「海外進出」するのに新曲でもない、英語でもない曲をもっていくんですか、って話です。戦略上「ありえない」です。

ということはつまり、これは戦略ではない、ということ。

戦略ではないってことは、つまりこれは「偶然」、または「自然発生的」といっていいでしょう。カーズスタッフがたまたま東京、アキバっぽい音楽を探していたら「ポリリズム」に遭遇したという話です。

海外に出ていくのではなく、海外が Perfumeを見つけた

この意味がなんなのか、今の時点ではまったく分かりません。我々は行く末を見つめるだけです。

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