ミニ四駆の駆動系抵抗を計測する ENOMOTO ころがりテスト台

ありそうでなかった製品化。ミニ四駆のころがり抵抗(駆動系フリクション)をカンタンに計測するための台です。

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EE3249-6 えのもとサーキット E ENOMOTO 四駆 転がりテスト台

アクリル製の台はちょうどミニ四駆コースに収まる横幅11cm。これをミニ四駆コースの直線や、フローリングなどの平坦な場所に設置、あわせて巻き尺(メジャー)を直線方向に伸ばして準備完了です。

ミニ四駆はギアを組み込んだ状態でモーターのピニオンギアを外しておきます。これにより駆動系がフリーになります。

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ミニ四駆の後輪を台の縁に合わせ、そっと手をはなしてどれくらいの距離進んだかでフリクション(ころがり抵抗)を簡易的に計測することができます。

ちなみに台の足の幅はちょうど105mmと、ミニ四駆の横幅のレギュレーションに合わせてあるので、横幅をチェックするのにもいいです。よく考えられていますね。

2台のミニ四駆(MSシャーシ)を用意してテストしてみました。

1) オプションのベアリング等装着
 超速ギア(ベアリング入り)、軸受丸穴ベアリング、バレルタイヤ
2) ノーマル
 ハイスピードギア、軸受ハトメ、ノーマルタイヤ

結果は

1) 186cm
2) 94cm

と、1)のベアリング入りの方が約2倍も転がりました。ちなみに1) と同じ仕様で作った別のマシン(3)の動画はこちら。

1) 183cm
3) 156cm

とまあまあ近い数値です。でもシャーシの色や組み方、慣らし、車体重量でこれだけ違うんでしょうね。

では別の片軸モーター、スーパー2シャーシ(4)はどうでしょう。

1) 210cm
4) 109cm

随分と差がついてしまいました。しかし駆動方式と車両重量が異なるのでこれで一概にMSシャーシが速いということではありません。

特にMSシャーシはダブルシャフトモーターなのでピニオンギアを外すと前後フリーになるので4WDではなくなります。一方スーパー2シャーシはプロペラシャフトが依然あり、その駆動抵抗があります。


あくまでも標準状態と比較してフリクションが多い、少ないを相対的に知るためのものです。特に床の状態によって相当誤差がでると思われます。計測する場合は床を綺麗にして計測環境を同じにする、基準となる標準マシンと相対的に評価するのが良さそうです。

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EE3249-6 えのもとサーキット E ENOMOTO 四駆 転がりテスト台

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追記)

youtubeに動画をアップしたところ、駆動抵抗について英語コメントをいただきました。どこで見つけたのか分かりませんけど、世界的に注目されていますね!

thank you for watching my videos!