富山城(安住城、浮城)は超豪華だった! 鏡石がなんと6個も

せっかく富山にきたのだから、城をみないといけません。ということで時間は限られていましたが、ささっと富山城を散策してみました。

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天守は模擬天守と呼ばれるもので、現存でも復元でもありません。そのため少し時代劇チックな感じでしょうか。

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さらには石垣も近世に行われた改修作業で作られたもので、当時の石垣技術をおしはかるにはいささか乱雑すぎるきらいがあります。

とはいえ、一番目立つのはこちらの巨石。

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(鏡石)

homepage2.nifty.com/kitadai/toyamajyo/isigaki/rekisi.htm

まず城の縄張を決め、石の見積もりを出させ、必要な木材を県境の飛騨横山に手配しました。そして若狭・越前の大工を呼び寄せ、不足する木材は能登羽咋市周辺から補充したことが記録に残っています。加賀前田家の総力を挙げての城づくりがここに始まりました。

そのことは現在残る石垣からも知ることができます。石垣の中には2mを超える巨石が6個も配置されています。この巨石は「鏡石」といい、城主の武力・財力を誇示するために用いたとされています。

石でっか! 数多すぎ!

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homepage2.nifty.com/kitadai/toyamajyo/top/mokuji.htm#isigaki

当時はかなり先進的な石垣、築城技術を用いて造られたようです。川の流れを利用した縄張り、平城として機能しましたが、その後高岡城にその座を譲りその後は荒廃したようです。とはいえ今も町の中心地にあり、ほのかにその面影を残しているのがいいですね。