ミニ四駆:えのもと杯耐久レース(2011年2月)参戦レポート

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いままでマンガン電池6本で30分走行していた耐久レース。今月からタミヤ製電池限定となりセッティングから戦略まで全部見直しです。

タミヤ製電池で使えるものは
・パワーチャンプFD(アルカリ電池)
・NEOチャンプ(ニッケル水素)
・昔のタミヤ製ニッカド電池
で、パフォーマンスとランニングコストを考えるとネオチャンプを使うのが賢明というもの。ただこのネオチャンプ、性能が高くて今までの100円で8本買えて、しかも細くて短いマンガン電池とは段違い。マシンは作り直しです。

今回はクラスが2つ、オープンクラス(シャーシ限定なし)とスーパー2シャーシ限定クラス。この2つに参加するために2つのマシンを作る必要がありますが、時間はなし。ということで定番、前日の夜から泣きながら作りはじめました。

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モーター、ギア比、タイヤの組あわせで悩み抜いた結果、どんなことになってもいいようにMSシャーシを3台組むことに。スーパー2は小径トルクという無難な組み合わせです。

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夜中の2時にようやく組み上がりました、つ、つらい。

・・・

そしてレース当日です。

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さてコースの方はというといつも通り。特に先日と同じくテーブルトップはJCJCスロープの入口、なだらかな出口です。まずここで基準タイムを計測。

【MSシャーシ】
4.7秒 トルク 小径
4.0秒 HDP 小径 4.0:1(コースアウト多数)
5.1秒 ノーマル 大径

【スーパー2シャーシ】
4.8秒 トルク 小径

ハイパーダッシュは速いもののほとんどコースに収まらず危険だったのでMSシャーシはトルク、小径(ローハイトタイヤ)で出走することに決定です。

今回の耐久レースは10分を2回走って総合の周回数で競います。決勝レースはありません。

【オープンクラス・1回目】

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芝は魔物です。ジャンプ後の着地でフロントバンパーが芝に刺さって停止、前転などトラブル続出。

さらに当然ですが電池が消耗してどんどんと遅くなっていきます。最初4.7秒で周回していてもジリジリと遅くなり、結局108周しかできず。残りの組の様子をみていると・・・おおむね120周台にのせてきていますよ。完全にスピード負けしてます。方針変更、2回目はハイパーダッシュPROの投入決定です。

【オープンクラス・2回目】

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コースアウト対策にフロントアンダーガード、リアアンダーガード、リアウィング装着。これでコースインしたところラップタイムは4.1秒から4.2秒ほど。その高速っぷりと安定したジャンプ、着地に巻き返しを確信します。

と・こ・ろ・が・・・

途中からラップタイムがどんどんと落ちていくのです。毎週コンマ1秒単位で。もしかして電池が消耗した?すると

「のまさん、なんかガリガリいってるよ」

異音がしています。これはもしかしたら恒例のギアカバー浮きでは?

急遽ピットイン、チェックしますが異常ありません。再度スイッチを入れても4輪ともシャーっと綺麗に回ります。コースインして様子をみますが、ラップタイムは一向に上がりません。あれれ。

再度ピットイン。マシンをとりあげると・・・

あれ、前輪が空転してる?

まさかと思いギアカバーを外してみると・・・

前側のプラスティック・ピニオンギアが奥まっている!

そりゃ空転するはずです。手元に何もないので無理矢理手でピニオンをずらしてと・・・

ぴょーーん!!

あああ、ピニオンギアが飛んでったYO!

わたわたしながらピニオンギアを直し、コースイン。しかし一度緩んだ樹脂ピニオンギアが元に戻るわけもなく、すぐに二輪駆動です。

仕方なく工具箱から真鍮ピニオンを装着したハイパーダッシュモーターをもってきて、モーター換装。その後は順調に周回を重ねたのですが時すでに遅し。99周で終了、オープンクラスは下位に沈みました。ずももーーん。

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(奥まったピニオンギア)

【スーパー2クラス・1回目】

回りをみてみると大径トルクの組み合わせが一般的。そこで急遽スーパー2を大径に変更、、、ってボディが入りませんよ。そこで慌ててマンタレイJr.(VSシャーシ)を購入、さらにタイムがでると評判のピンクタイヤ&ホイールセットを投入です。

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さて走行してみると人並みのスピード、周回数を淡々と重ねていきます。これはいいぞ。結局129周を記録、これはなかなかの好スタート。

しかし他の人の走行を見守ると130周を超えてくる人が続出。これもまた激戦になりそう。

【スーパー2クラス・2回目】

2回目の走行にそなえて念のためフロントベアリングを交換、リアアンダーガード&リアウィングを外し、リアウィングをハイマウント化。走行してみるとまあまあの速度ですが、どうもピリッとしません。このままでは120周に届くか届かないかくらいのスローペース。トラブルというほどのトラブルでもなく、なすすべなく行く末を見守ります。結局122周でゴール。ちょっとこれは厳しいところ。

速度が落ちてきたのでジャンプもしないし、どうもハイマウント化したウィングがチェッカーのバネにひっかかって速度低下の原因となっていること、レーンが一番左側でジャンプするたびに左側の壁にぶつかって失速したことなど総合的な要因が重なっているようですが、よく分かりませんでした。

優勝候補のうち一人が2回目の走行で一発逆転を狙ってハイパーダッシュを投入。ところがこれが裏目とでコースアウトに逆走、マシンクラッシュとトラブル続出して沈んでしまいました。このおかげで1位258周、2位253周につづき251周で棚ボタ3位です。よかった~

今日は三位。でも頑張ったかいがあった!

【チーム戦】

耐久レース終了後、チーム耐久戦を急遽開催。5分x4人=合計20分をパワーチャンプFD1組2本で走り切るというもの。うちのチームは3人だったので私が2回走ることに。

マシンも急遽作り直し、大径+トルクの組み合わせにセッティング変更。

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走行は第一走者と第三を担当。スタートしてすぐにいきなりコースアウト。スピードはかなり早いのですが、どうにもこうにも安定しません。その理由はマンガン用セッティングになっていたフロントローラー。いけね、スラスト角ばっちり抜いていましたよ。

5分を走り切り7周差で第二走者へバトンタッチ、その後もじわじわと引き離され再び第三走者としてバトンをうけとったときには17周差へ。

安全策にとおもったリアウィングとスラスト角を入れたフロントローラーでタイムが伸びません。いけね、電池の消耗考えてなかった! 電池が消耗したので特に問題なくなってしまったのですね。コースアウトもなくなったのですが、爆発的な追い上げもできず、14周差で第四走者、アンカーへ。

アンカーといえばレブPRO! というのは前回の私の失敗で有名です。今回もそれを踏襲しようと思ったのですがあまりに周回差がありすぎるのでトルクPROに変更してコースイン。ところがこのままではまったく追いつく気配がありません。ピットインしハイパーダッシュPROに変更して巻き返しを計ります。

ところがへたったアルカリ電池では爆発的パワーがあろうはずもなく、結局ピットインのロスタイムでさらに周回数は開き、1位211周、2位198周、3位171周と40周差ついて前回に引き続き再びビリ決定です。ち、チーム戦に弱すぎる僕ら。ちょっと反省しよう・・・

・・・

先月と違い今回はとても過ごしやすい気温と日差し。一方で花粉が出てきて花粉症の人にはつらい季節になってきました。来月はさらに暖か、すっかり春になりそうです。するとタイムももっと上がってくるので、さらにマシンセッティングに頭を悩ませそうです。

本日もオフィシャルをしてくださったえのもとさんをはじめ参加者の皆さん、おつかれさまでした。また次回頑張りましょう! とくにチーム戦がんばるぞ!w