日産の二人乗りEV！ NISSAN New Mobility ConceptはEV時代の原チャリ

顔がサイクロン号？ 2人乗り日産EVコンセプトカー : ギズモード・ジャパン

来月にEVリーフ発売を控え、予想外に突然発表になった日産の二人乗りEV、それが NISSAN New Mobility Concept。コンセプトだけあってまだ発売されるかどうかも分かりませんが、これは未来のモビリティの世界を感じさせますよ。

モーターはリアにマウント、ドライブシャフトを介してリアタイヤを駆動します。やっぱり時代はRR（リアモーター、リアドライブ）！

従来のEV、といってもまだ出てないものばかりですがEVの発想の根幹は現在のガソリン自動車のEV化。エンジンをモーターにリプレースし、ガソリンタンクの代わりに電池を積むというアプローチ。

ところがこの二人乗りEVは自動車というよりもバイクに近いアプローチ。キャノピーはついていますが横にドアはなく、転落防止と衝突安全性のためのサイドバーが装備されたオープンタイプ。窓もありません。つまり雨が降ればかなり吹き込みます。どちらかというとバイクにキャノピーをついたタイプに近いです。

サイドバーは上への跳ね上げ式。いわゆるガルウィングタイプです。

インパネはシンプルそのもの。メーターとなるディスプレイが中央に鎮座するだけで他にはなにもありません。そう一番の違いは、

エアコンとカーステがないこと！

こんなところもバイクと同じです。大型クルーザーバイクにはヒーターやオーディオは標準装備ですが、近距離しか走らないのでそんなに必要ないでしょうね。まさに「移動する」ことに主眼をおいた設計です。

サイズもリーズナブル。クルマ1台分の駐車スペースに4台とめられるよう設計されたコンパクトな車体は、それぞれ1名がのっても4人分ですから十分見合います。後部座席は座席というよりもまさにバイクの後席。

顔がサイクロン号？ 2人乗り日産EVコンセプトカー : ギズモード・ジャパン
車両重量は450kg、最大出力は約20馬力ほどで航続距離は約100km。あとのスペックは現在謎です。音もなく走る姿は遊園地の乗り物みたい！

重量と出力をみると、丁度軽自動車と原付自転車の中間くらい。大きさも中間的。2輪は転倒事故が怖いですが、その点4輪なら安心です。このセグメントはこれからのモビリティにいいんじゃないでしょうかね。

ヘルメットなし、衝突安全性などまだこれから検討する余地があるのでしょうが、小さな乗り物って理屈抜きにワクワクしますね。エアコン、カーステ、カーナビついて、高速にのれてというフルスペックな自動車もいいのですが、気楽に自転車感覚で乗り回せる乗り物はクルマ社会が進んだ日本にピッタリです。

次回はぜひ試乗したいです。どうぞよろしくお願いします！

日産ゼロ・エミッションサイト｜NISSAN New Mobility CONCEPT

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