フルHD1080(1920x1080)液晶TVと綺麗にHDMI接続する方法

DELLのノートPC Studio 1557にはアナログVGA出力の他、HDMI出力がついています。そこで今回はこのHDMI出力を使い、40インチ液晶TV ソニー BRAVIA KDL-40W5000に接続しました。

ところがぎっちょん。

HDMIといえばデジタルで信号を伝達しているので液晶の1ドットに1ピクセルが対応する、いわゆる「ドットバイドット( dot by dot )」になるはず。ところが映してみるとに画面いっぱいになってなく、スケーリングされてぼやーんとしてます。はて。

信号の入力は1125p(1080p)というもの。画面解像度も1920x1080なのであっています。試行錯誤した結果いろいろなことがわかったのでマトメいきます。

BRAVIA(ブラビア)側設定

オプション>画面モード

ワイド切換 フル
表示領域 フルピクセル

とします。またデフォルトではなっていないので大丈夫ですが、いわゆる画像補正系はすべてオフにします。

オプション>画質

設定対象 HDMI2
画質モード カスタム
ノイズリダクション 切
MPEGノイズリダクション 切
DRC-MFモード切替 切
詳細設定
 ディテールエンハンサー 切
 エッジエンハンサー 切

この設定にしても、画面一杯に映らない場合はグラフィックスボード側でアンダースキャンしている可能性があります。そこでPCのグラフィックスボード側の設定を行います。

ATI Mobility RADEONの設定

ATI RADEON シリーズ搭載のグラフィックスボードをHDMIでモニタに接続した際、黒枠が付いてdot by dotの表示ににならない場合、Catalyst Control Center(以下、CCC)でスケーリングオプションの変更を行ってください。

DELL Studio 15の場合、すでにCCCがインストールされています。ちょうど最新バージョンが2010/3/25頃にでてインストールしたのですが、最初インストールに失敗しました。原因は古いCCCが残っていたためで、上書きインストールはできないようです。既存のCCCをアンインストール後、新しいCCCをインストールしました。

ドライバダウンロード⇒Graphics Drivers & Software

リンク先にあるように、CCCを起動。

ccc1.jpg

詳細モードで、

グラフィックス>デスクトップとディスプレイ

で外部ディスプレイ上で右クリック。

ccc.jpg

スケーリングオプションで0%を設定します。

これによりdot by dotのシャープな画像が得られます。

ただしスケーリングオプションですが、再起動するとデフォルト値に戻ってしまっているようで、毎回設定しなければなりません。どこかで設定保存できるといいのですが。


その他、フルHD液晶TVをPCモニタとして使う場合のTipsは以下にまとまっているのでご参考に。色のにじみなど、これはこれで深遠な世界が広がるようです。

液晶テレビをPCモニタとして使うスレ - wiki@nothing