先日発表会にお招きいただきましたが、ブランズ・フォー・フレンズのPR作戦について。
・[#b4f]実は草食系に向いている?ブランズ・フォー・フレンズ日本上陸 ([の] のまのしわざ)
iPhoneケースを「駅貼りポスター」に貼付けた「iPhoneケースもってって!」キャンペーンの凄いところは、「配る」んじゃなくて貼付けてあったところ。
つまり自由意志で持って行かなければならないところにあるんですね。受動ではなく、能動。
さらにこれが上手いのがiPhoneのケースという点。
しかもこのiPhoneケースがオシャレなんですよ。
あってもなくてもいいグッズではなく、欲しくなるグッズというのがそそられますよね。
そしてiPhone x twitter という親和性の高さから、(当然)Twitterで広まってしまったということ。実際にTwitterをみてから取りに行き、ゲットできた人は僅かだったはずです。しかし「シズル感」はうまく伝わっていったんじゃないでしょうか。
「BRANDS for FRIENDS 前代未聞のiPhoneケース持っていっちゃってくださいキャンペーン」とはどういうキャンペーンだったか?:[mi]みたいもん!で、要するにここだと思うんですね。
* ツイッター
* Ustream
* ブログ
* 記者会見
* テレビつまり、全弾発射!です。そうしないと、どこに自分たちのお客がいるかわからないですからね。
とにかく、まずはGive! Give!。そして、そういったお客さんの反応をちゃんとサイトで受け止めればいいわけです。
下手な鉄砲数撃ちゃあたる、ではないですが、全方位に向けて弾を撃つのが大切です。
従来ターゲットを絞り、そのターゲットがいそうなエリアに集中砲火をしていたのが普通ですが、最近はその直接攻撃がなかなか効きません。ターゲットに耐性がついたこともあるのでしょうが、そもそもその想定ターゲットが「正しい」のかどうか実は誰にもわからない、というのがわかってきたことが大きいと思います。
世の中の現実は脳内ほどシンプルには出来てないってことですね。
なので全方位PR戦略は試す価値がありますね。一度これをやるとどこに響いたかよくわかりますし。
さてこれ見て思いついたのは、この広告手法をタミヤのミニ四駆でやったらどうなるんだろうということ。ミニ四駆のターゲットユーザーは
・理系男子
・昔ミニ四駆をやっていた人(主に男子)
くらいしか思いつきません。でもこの理系男子、昔のユーザーをターゲットにしていたらどうにもマーケットは広がらないし、そもそも今やってないのはそれなりに理由があるわけで、うまくいったとしても昔の最盛期の何分の一くらいにしかならないわけです。
となると新規開拓ですが、どこに新規があるのか。私にはサッパリわかりません。そこで駅ばりポスターですよ。
イメージはこんな感じで全車種をポスターにして、「ボディのみ」を実際に上に貼付けておくというもの。
1台まるまるではなく、ボディだけってのがミソ。iPhoneだってケースだけだったでしょう、それと同じです。
ミニ四駆を持ってない人がミニ四駆ボディ持って帰ってどうするのか、どう反応するか見てみたいですね。
・子供にあげる
・デスクに飾る
・ミニ四駆を買いに行く
あと気になるのが女性の反応。こういった工作系は過去も現在も女性が弱いわけで、そこにどう切り込めるのかが気になるポイント。
アッガイが女性に受けた実績をもってすれば、いずれかのボディが女性のハートをキャッチできるかもしれません。
まあとにかく、どこに何をうてばどう響くかなんてわからない時代ということですよ。とりあえず、ミニ四駆の存在を誇示していかないと、ねえ。
[#b4f]実は草食系に向いている?ブランズ・フォー・フレンズ日本上陸 ([の] のまのしわざ)